県看護協会主催の「高校生の一日看護体験」が7月24日(火)に総合南東北病院で行われ、県中地区の高校生28人が参加しました。この看護体験は、これからの社会を担う高校生たちに実際の看護業務を体験してもらうことで、生命や思いやりの大切さを実感してもらうことを目的に毎年行われています。 最初にオリエンテーションがあり、鈴木恒子看護部局長から「看護師の仕事がどんなものなのかをよく見て看護師として働くことの喜びを味わい、何年か後に一緒に働けることを楽しみにしています」とあいさつがありました。生徒たちは2、3人のグループに分かれて病院内を見学したあと、各病棟でベッドメイキング、リネン交換、清拭、洗髪、入浴介助、食事の介助などを手伝い、実際の看護を体験しました。
体験内容の大半が実際に患者さんを相手にするものだったため、戸惑う場面もありましたが、みんな真剣な面持ちで実習に取り組み、患者さんに声をかけながら作業する姿や、患者さんから話しかけられ笑顔で受け答えする様子も見られました。
反省会では「普段できない経験ができ、とてもためになった」「将来、患者さんに頼られる看護師さんになりたい」など感想が述べられ、充実した実習となったようです。最後に最上悦子総看護師長から「今日の経験は今後の進路を決める上で、きっと何かの役に立つと思います。高校生のうちに、たくさんいろんな経験をして将来を決めてください」との激励の言葉が贈られました。 |