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ミネラル
人体の4%を占める 様々な生理機能を調節
 
 人間の身体はどんなものから構成されているか、ご存じでしょうか。その約96%は酸素・炭素・水素・窒素の4元素で占められています。そして、残りの約4%がカルシウムやリンなどをはじめとするミネラルなのです。  
 体内に存在するミネラルは総量ではごく僅かですが、この4%が無いと私たちの身体は維持してゆくことが出来ません。ただ、このミネラルの働きは複雑で、いまだに解明されていない部分もありますが、主に骨や筋肉、血液、臓器などの構成成分になったり、さまざまな生理機能の調節をしていることが判っています。それでは、主なミネラルの働きをみていくことにします。
《カルシウム》
体内のカルシウムの99%が骨や歯に含まれています。残りの1%は筋肉や血液内にあります。神経を静める作用があります。
 
《リン》
カルシウムやマグネシウムとともに骨を構成し、また体内の糖をエネルギーに変える働きに関係しています。
 
《マグネシウム》
骨や歯の構成成分であり、またある種の酵素の働きを活性化させます。
 
《カリウム》
多くが細胞内にあり、浸透圧の調整などをしています。
 
《イオウ》
たんぱく質やホルモンの成分となります。
 
《ナトリウム》
体液の浸透圧を調整します。
 
《塩素》
体液の浸透圧を調整します。また胃液に含まれています。
 
以上のミネラルの他にも、体内に僅かながら存在する微量元素としては鉄・亜鉛・コバルト・セレン・マンガン・モリブデン・ヨウ素・フッ素などがあります。これらも、例えば亜鉛不足が味覚障害を起こすなどのように、重要な働きをしています。ミネラルは身体に欠かすことの出来ないものです。しかし体内では合成することが出来ないため、食物からバランス良く摂取することがとても大切です。
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