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海洋深層水 無機質やミネラルが豊富 |
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近年、「海洋深層水」という言葉をよく耳にするようになりました。清涼飲料水や化粧品など、さまざまなものに取り入れられるようになっています。では海洋深層水とは一体何でしょうか。 | |
◎その成り立ち | |
海洋深層水の始まりは極海です。北極・南極付近で冷やされて比重が重くなった海水は沈み込んで、深い海の底を這うようにして、永い年月をかけて海洋を循環します。それが岸に当たって湧き上がってきたものが海洋深層水なのです。 | |
◎海の恵みが凝縮している | |
海面近くの「表層水」では植物性プランクトンや海藻が光合成を行っています。そして、この光合成によって海中の窒素やリン、珪素、硝酸などの栄養分(無機塩類)は常に消費されています。一方、海洋深層水が汲み上げられている水深200m以下の海では、太陽の光が届かないため光合成が出来ず、栄養分が消費されていません。
このため、海洋深層水には表層水の10倍から30倍の無機塩類が含まれている、と言われています。またミネラル分が豊富に含まれていることも分かっています。さらに、産業廃棄物などによる汚染の影響が無く、微生物や病原菌も表層水の100分の1から10分の1というくらい、ほとんど存在しないため、非常に清浄だ、と言えます。表層水と混じり合うこともないため、年間を通じて「低温で水質が安定」なのです。日本では現在、5つの取水施設があって35ヵ所の区域が海洋深層水の取水適地として報告されています。 |
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★海洋深層水あれこれ | |
〔優れている点〕 (1)栄養分に富んでいる(富栄養性) (2)非常に清浄である(清浄性) (3)低温で水質が安定(低温性) (4)ミネラルが豊富(ミネラル特性) 〔利用方法〕 ・飲料水や豆腐、パンなど食品に利用 ・化粧品に利用 ・水産や漁業で利用=深層水の富栄養性を活かして魚介類や海藻の養殖に利用 ・海の肥沃に効果がありそう |
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