南東北 2008年7月

 
トピック
当院で「脳ドック学会」
全国から300人が参集 
 第17回日本脳ドック学会総会が6月28日(土)、29日(日)の2日間にわたって総合南東北病院に全国から約300人の医師・医療関係者が出席して開催されました。今回のテーマは「脳ドックは医療資源の有効活用に寄与しているか」でした。  
 第1日の28日は、午前9時から北棟1階NABEホールで学会会長の渡邉一夫理事長が開会あいさつに立ち、「予防医学としての脳ドックに期待される役割など議論を深め、水準や有用性の向上に役立てていただきたい」と述べました。続いてA会場(NABEホール)、B会場(大講堂)、中央棟1階ホールに分かれて、会長講演をはじめ、一般演題の発表やシンポジウム、特別講演などが次々に行われました。また招待講演としてフィンランドのヘルシンキ大学からセポ・ユベラ脳神経外科教授が招かれて動脈瘤破裂に関して講演しました。  
 引き続き29日(日)も午前9時から「脳ドックの将来を考える」をめぐる特別講演や特別企画「脳ドックのあり方」についての討論などが午後4時まで繰り広げられました。
 渡邉理事長の会長講演
 
☆小児循環器学会
ホテルハマツに国内外から1500人
 第44回日本小児循環器学会の総会・学術集会は総合南東北病院小児・生涯心臓血管研究所の中澤誠所長を会長に7月2日(水)から4日(金)まで郡山市ホテル・ハマツで開催されました。今回のテーマは「いのちをはぐくむ:発生から加齢の循環器、そしてこころ」でした。  
 会場には国内外から約1500人の医師や医療関係者が出席、3日間で400人に上る一般演題の発表やポスター展示が行われました。初日の2日には中澤会長を座長にして会長賞候補の発表や「先天性心疾患と気道狭窄 - その診断と治療」など4つのシンポジウム、一般演題の発表などが6つの会場で行われ、3日、4日も各会場とも熱気が満ちた学会となりました。
 開会挨拶する学会会長の中澤誠先生
 
☆三春町に老健を開設
入所が100人、7月から開所
 (財)脳神経疾患研究所(渡邉一夫理事長)が田村郡三春町で建設を急いでいた介護老人保健施設「三春南東北リハビリテーション・ケアセンター」が立派に完成し、7月1日からオープンしました。  
 新しい老健施設は三春町山田字クルミヤツ3-3地内に建設されました。敷地面積は4,848u、延べ床面積5,133uで4階建て、高さ15.8mの鉄筋コンクリート造りです。入所が100人、通所リハビリ1日20人で、日常生活に必要な身体的パワーを増大させて入所者の在宅復帰を容易にする「パワーリハビリテーション」が大きな特徴となっています。施設内容は、1階がロビー・通所リハビリ・機能回復訓練室・浴室・管理部門・調理室、2階は居室50人(4人室7、個室22)、3階も居室50人(4人室7、個室22)、4階は屋上、となっています。  
 この完成を祝って6月21日(土)午前に新施設で落成式が行われ関係者など約60人が出席、財団の渡邉一夫理事長や鈴木義孝三春町長らがテープカットし神事のあと、祝賀会が催されました。建設地は小高い丘になっていて郡山駅前のビッグアイはじめ市内が一望にできます。この老健は三春町では初めての施設です。
関係者によるテープカット
   
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