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適度な塩分量を

 本来、人間が生きるために必要は食塩の量は「1日に1g程度」と言われています。ところが現在、日本人の平均食塩摂取量は1日当たり約13gに上っています。そこで厚生労働省は「1日の食塩摂取量は10g以下が望ましく、出来れば8g以下」を目標にしています。
 でも、これはあくまで健康な人の場合であり、高血圧の人や家族に高血圧の人がいる場合は「1日6g未満」に抑える必要があるのです。また「境界域高血圧(正常血圧と高血圧の間の人)」の場合も1日7〜8g以下に抑えなければなりません。塩分の摂り過ぎは高血圧のほか、心臓病にも深く関係しているからです。日本人はとかく塩分を摂り過ぎる傾向があります。それは日本食の調味料や漬物、佃煮などの製品そのものに塩分が多く含まれているせいもあります。
 一方、一時は減少傾向を示していた日本人の食塩摂取量が20年ほど前から再び増加する傾向が出ています。それは外食が多くなり、また加工食品の利用が増えたため、と見られています。これまでの調査によると、長寿者の食塩摂取量は「1日6g前後」ということです。献立を和・洋・中のバラエティ豊かなものにすることで、薄味でも物足りなさを軽減できます。健康で長生きするためには、適正な塩分量を習慣づけましょう。
減塩の心得
 @外食を減らし、加工食品の利用を控えるA「かけ醤油」ではなく「つけ醤油」にB柑橘類の汁や香辛料を活用するCカツオや昆布でしっかり取ったダシを使うD薄味の食卓に、1品だけ濃い味つけでアクセントを付ける。
 

長寿者は1日に6g

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