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さて今月は、皆さんの動作速度についてのお話です。
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誰でも年をとると筋力がおちていきます。たとえば脚の筋肉がもつ力は、30代のころに比べて80歳では約半分になります。そして動作が緩慢になっていくわけですが、これは筋線維の中でも速筋線維が40歳くらいを境に減少するからです。収縮速度が速く、大きな力を出せる速筋が減少するわけですから、筋力が落ち動作速度も遅くなってしまうわけです。
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このようなことで高齢者の転倒リスクも高くなりますが、筋力トレーニングを行うことで速筋線維の減少を防ぎ、動作のスピード、機能性を維持することができます。ただ高齢者が強い負荷でトレーニングすることはおすすめできません。非常にゆっくりした動作で行う「スロートレーニング」、筋肉を「伸張」させながら行うネガティブコントラクション、たとえば階段や坂道を下る動作などが効果的です。すでにウェイトトレーニングを行っている方は、特に戻しの動作に意識をおくといいですね。
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日ごろ行っているウォーキングやジョギングに少しだけ筋肉を意識したトレーニングを加えることで、さらに健康でアクティブな心身を維持することが可能になります。トレーニングデザインは、高い専門性を必要とします。トレーナーにご相談ください。
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(チーフトレーナー 仲田貴之 電話:024-991-1045)
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