広報誌 南東北

第225号

外国から視察相次ぐ/タイ・ロシア/陽子線治療など

 11月に入って総合南東北病院と関連医療施設にタイとロシアから相次いで視察団が訪れ、世界最高水準の医療の現状を見て回りました。
タイ
 11月13日(土)午後2時にタイ国政府関係者5人が南東北医療クリニックと南東北がん陽子線治療センターを訪れ見学しました。横浜市で開催されたアジア太平洋経済協力機構(APEC)に参加するため政府代表団が来日するのに合わせて、日本における医療事情の調査と医療関係者との交流が目的で郡山市を訪れたものです。
 一行は医療クリニックで地下1階にあるがん検診のPET(陽電子放射断層撮影装置)、がん陽子線治療センターでは陽子線による治療装置などを見学。渡邉一夫理事長や不破信和南東北がん陽子線治療センター長ら当院医師と意見交換を行いました。

陽子線ガントリーを見学するロシア視察団員

ロシア
 11月23日(火)午前9時30分からロシア極東地域の保健・医療関係者21人が総合南東北病院と南東北がん陽子線治療センターを訪れて施設や医療機器を見学、両施設の医師らと意見交換し交流しました。
 この訪問は日本の外務省が主催したもので、研修を受託した一般財団法人国際看護交流会が実施する「日本センターOJT研修事業《保健・医療分野(極東部)》」の一環です。この事業では研修講義、保健・医療機関の施設や実地研修などが予定されています。そして一般財団法人脳神経疾患研究所の附属医療機関である総合南東北病院グループが日本での私立医療機関の代表例として見学対象施設に選ばれました。
 当日は総合南東北病院、南東北医療クリニック、南東北がん陽子線治療センターの施設を見学しました。特にPETやガンマナイフ、陽子線治療装置に高い関心を示し「世界でトップをゆく施設でのがん治療に感動した」などの発言が聞かれました。見学のあとは午後3時過ぎまで寺西寧病院長、不破信和治療センター長はじめ当院の医師と意見を交わし、懇談しました。

美しい音色に酔う/「オータム・コンサート」開く

すばらしかったお二人の演奏

 総合南東北病院のボランティアグループ「紙ふうせん」の主催による「オータム・コンサート〜サクソフォーンとピアノの調べ〜」が11月20日(土)午後2時から病院北棟1階のNABEホールで開催されました。入院患者さんや通所リハビリセンターの利用者さんたちを励ますのが主な目的の催しです。
 会では成瀬鮎美さん(サクソフォーン)と土屋笑美さん(ピアノ)が様々な曲を次から次へと演奏しました。ディベルスマンの「ファンタジー」、ショパンの「ノクターン」などのクラシック、「川の流れのように」などの歌謡曲、昔なつかしい童謡もあって、参加者のみなさんは美しい音色に聴き入っていました。
 最後には会場の全員と「赤とんぼ」「上を向いて歩こう」を一緒に合唱する場面もあって、とてもすばらしいコンサートとなりました。
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