広報誌 南東北

第228号

痛風危険度チェック

高尿酸が引き起こす/生活習慣を改めて予防を

 痛風は体内の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続いた結果、引き起こされる病気です。関節に腫れと激痛が起こる痛風発作を繰り返し、進行すると関節が変形したり、臓器にも影響が及びます。痛風の発症には食生活をはじめとした生活習慣が関わっている、と考えられます。特にD〜Fが該当しない人でもCが該当している場合は必ず医師から日常生活の指導や治療を受けて、痛風を予防しましょう。
痛風危険度チェック表
あてはまる項目をチェックしてください。
□@30代以上の男性である
□Aいつもお酒を飲み過ぎてしまう
□B肥満である
□C健康診断の度に尿酸血が高い、と指摘を受けている
□D片足の親指の付け根がひどく痛んだり、腫れたりした時期がある
□EDのようなことが何度かあった
□F関節の腫れとともに、皮膚の下に瘤のようなものがある
 @〜Cの項目にチェックが入った人は痛風予備軍である可能性があります。またD〜Fの項目にチェックが付いた人は既に痛風である可能性があります。

チェック表の解説
@痛風になるのは男性が圧倒的に多く、最近は30代からの発症も増えています。
Aアルコールには体内の尿酸を増やす作用があり、過度の飲酒は高尿酸血症を発症させる一因になります。
B肥満の人は体内で尿酸を過剰生産しやすく、排泄も低下しやすいといわれています。
C血液100ml中の尿酸値が7mgを超えると、高尿酸血症と診断されます。これを放置すると痛風につながるので医師の指導を必ず受けましょう。
D初期の痛風発作です。痛風の多くは片足の親指の付け根から始まります。早期の受診をしてください。
E痛風が進行して慢性的に発作が起きている状態です。
F尿酸の結晶が皮下に沈着した「痛風結節」というものです。病状が進行しているので早急に治療を受ける必要があります。

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