広報誌 南東北

第231号

皮膚の“光老化”防ごう

紫外線対策早めに

 5月は紫外線の量が増える一方の月で、しかも気温の上昇とともに着るものも肌の露出が多くなります。紫外線で特に注目されているUVAとUVB。UVAは皮膚の奥に届きシワやたるみの原因となります。一方、UVBによって日焼けが起こりシミや黒ずみの原因となります。
 紫外線の影響による皮膚の老化は「光老化(ひかりろうか)」と呼ばれています。紫外線の浴び過ぎは美容に関する問題だけでなく、皮膚がんの原因ともなるため、しっかりとした予防が必要です。
紫外線量の予測
紫外線対策の中でも「紫外線の強い時間帯・日時の外出を避ける」というのは有効です。時間帯としては、正午前後に紫外線が最も強くなります。この時間帯は日陰を利用したり、なるべく屋内で過ごす工夫をしましょう。日時に関しては、気象庁からインターネットでその日の紫外線量予測が発表されます。こうしたサイトを参考にして紫外線量が多い日の外出にはしっかりとした紫外線対策をとりましょう。
数値の目安
・1〜2=安心して戸外で過ごせる
・3〜7=出来るだけ£キ袖シャツ、日焼け止め、帽子を利用する
・8以上=日中の外出は出来るだけ控える。必ず£キ袖シャツ、日焼け止め、帽子を利用する
紫外線への対策
着用する衣服や帽子などでの肌の露出を控える方法が有効ですが、どうしても露出の多くなる顔や手足などには予防的に日焼け止めクリームや化粧品を活用します。これらの商品パッケージで「PA」「SPF」という表示がある商品には紫外線をカットする成分が含まれています。PAはUVAを防ぐ強さを表示しており「+」の記号が多いほど、その強さが大きいことを表します。SPFはUVBを防ぐ強さを表し数値が大きいほど強くなります。商品購入の際の参考にしてください。
トップページへ戻る