広報誌 南東北

第236号

病診連携

 

患者さんにとって地域に根付いた診療所や医院の医師は、日頃の自分の病状や健康状態を診て、治療してくれる身近で頼りになる存在です。
精密検査や入院が必要になった場合でもそのかかりつけの医師が設備の整った病院を紹介し、病院と連携して治療してくれたら、これほど安心で心強いことはありません。
地域の人々に密着した診療所と検査機器や入院設備の充実した大きな病院が互いに役割分担して効率的でより良い医療を提供しようというのが「病診連携」の考え方です。
患者さんにとってはかかりつけの医師から病院側に診療情報が直に伝わり、負担の少ない効率的な治療が受けられるほか入院などの手続きもスムーズです。診療所は病院との連携で設置し難い高額な医療機器などを活用することができます。病院にとっては病院自体の混雑が緩和され、本来の機能を発揮できるほか入院治療を終えた患者さんのアフターケアをかかりつけの医師に任せることも可能です。

 

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