広報誌 南東北

第236号

しいたけ

骨を丈夫にするビタミンD

しいたけは、古事記に「椎(しい)の木に生えた茸(きのこ)を食べていた」との記述があり、ここから椎茸(しいたけ)と名付けられたと伝えられています。
栄養
ビタミン類や食物繊維が多く含まれています。日光に当てるとビタミンDに変化するエルゴステロールという成分が含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨を丈夫にしてくれる栄養素です。また、食物繊維は、消化管の運動を活発にし、排泄量を増やす働きがあるので、便秘に効果的と言われます。
料理
ビタミンDは油に溶けやすい脂溶性。効率よく体に吸収するためには、炒め物など油を使った調理法がおすすめです。また、小魚やチーズなどを具材に取り入れることで、カルシウムの吸収率をさらに高めることが可能です。
選び方と保存方法
カサがあまり開かず、肉厚なものがおいしいと言われています。カサの裏が白く、薄く幕をはったようなのが新鮮です。乾燥したしいたけは、カサの裏が黄色っぽいのがよく、古くなると赤みを帯びてきます。
保存方法は、生しいたけはそのままビニール袋などに入れて、冷蔵庫へ。また、石づきを落として、ひだを上にし、冷凍パックに入れるだけで冷凍保存もできます。乾燥シイタケは乾燥材などを入れて保存しましょう。
(参考:旬の野菜の栄養辞典、J-Medical 栄養管理科 宗形綾子)

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