広報誌 南東北

第239号

無事故願い手術室開き


無事故を祈る渡邉理事長と寺西院長(右)
総合南東北病院の平成24年手術室開きは、仕事始めの1月4日(水)今年初朝礼の終了後、手術室前ホールで行われ、今年一年の無事故を祈りました。
渡邉一夫理事長や寺西寧院長らが出席し祭壇に玉串を捧げた後、渡邉理事長が「手術の安全と年間手術件数の更なる増加を目指して頑張りましょう」とあいさつ。事故の無いように祈ると共に一人でも多くの患者さんを救う努力を誓い合っていました。

将道会(岩沼)が社会医療法人

宮城県で認定第1号

認定証を受ける渡邉理事長(右)
岩沼市の総合南東北病院を運営する医療法人将道会(渡邉一夫理事長)が昨年12月1日、宮城県から社会医療法人の認定を受けました。全国で151法人が認定されていますが、宮城県では第1号です。
社会医療法人は、医療法の改正に基づき平成20年度に制度化され、都道府県ごとに救急や災害、周産期など公的医療に実績のある民間医療法人を対象に認定が始まっています。認定には「夜間の救急搬送件数が年間750件以上」「災害派遣医療チームを有している」など医療分野ごとに条件が定められています。
病床数271床を有する将道会の同病院は、仙南地区の岩沼・名取両市、亘理・山元両町から2次救急病院の指定を受けており、年間2000台以上の救急車を受け入れています。岩沼地区の認定救命士は37人(平成22年6月現在)で取得率は宮城県内で最も高い地域です。救急現場へのホットライン導入や動画を伝送できるシステムを整備したほか毎月救急事例の検討会も開催しています。このような取り組みの結果、10年前1%にも満たなかった病院前心肺停止例の社会復帰率は、気管内挿管や薬剤投与の導入などで年々向上し、平成22年は11.9%と大幅に改善されており、こうした実績が評価されたものとみられます。
認定交付式は同日、宮城県庁で行われ、佐々木淳保健福祉部次長から渡邉理事長に認定証が手渡されました。この様子は12月2日付け河北新報朝刊に掲載されましたが、渡邉理事長は「認定を機に救急医療体制をさらに充実し、社会貢献をしたい」と抱負を語りました。認定により一部事業の法人税、固定資産税が非課税となるほか駐車場の運営や物品レンタルなどの収益事業も可能となり、病院経営の自由度が広がります。
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