広報誌 南東北

第242号

24年度 南東北G合同入社式

324人が仲間入り

渡邉理事長から辞令を受ける新入職員
総合南東北病院をはじめとする南東北グループの平成24年度合同入社式は3月31日(土)東京で、4月1日(日)郡山市で2回に分けて行われ、グループ7法人に合計324人が仲間入りし、医療・福祉人の第一歩を踏み出しました。
主な施設の新入職員は、総合南東北病院が医師21人を含む76人、南東北福島病院が16人、岩沼市の将道会総合南東北病院が29人、8月に開院予定の三成会新百合ケ丘総合病院が46人、八戸市の謙昌会総合リハビリ美保野病院が18人、健貢会総合東京病院が80人などで、東京圏が4施設合わせて147人と4月入社の約半数を占めています。
今年初の東京圏合同入社式は3月31日午前10時から中野サンプラザで約160人が出席して行われました。
渡邉一夫南東北グループ総長が飯島正文さん(新百合ケ丘病院)ら新入医師8人一人一人に、渡邉貞義健貢会理事長が西輝美さん(総合東京病院)ら医師以外の職員代表に辞令を手渡しました。
医師とその他の職員がそれぞれ病院人、福祉人としての心得を斉唱、医療や福祉に携わる職員として誓ったあと田中大輔中野区長、山口和之衆議院議員、浅沼義明横浜銀行新百合ケ丘支店長らが祝福、渡邉総長が講話し新入職員を励ましました。
郡山市での合同入社式は4月1日午前10時から総合南東北病院北棟NABEホールに東京圏の代表を含む新入職員と来賓や役職者ら約220が出席して行われました。
渡邉一夫脳神経疾患研究所理事長が佐藤謙一郎さん(同病院)ら医師一人一人に、一般職員は国分成美さん(同)ら職種ごとの代表に辞令を手渡しました。続いて医師、一般職員がそれぞれ病院人・福祉人としての心得を斉唱し、精進することを宣誓。
このあと来賓の増子輝彦参議院議員、太田和美・山口和之両衆議院議員、吉村伸郎みずほ銀行郡山支店長が祝辞を述べ新入職員を励ましました。ついで渡邉理事長が講話「すべては患者さんのために、です。坂の上の雲のさらに上の雲を目指し頑張りましょう」と鼓舞しました。

さっそく実技訓練、新人研修始まる


心肺蘇生の実技指導を受ける新入職員たち
総合南東北病院の新人研修が4月2日から5日までNABEホールで行われ、約170人が医療人としての心構えや当院の概要、各部署の業務内容について学びました。
初日の2日は、深谷保男院長代行・教育研修委員長があいさつしたあと小野寺慶七常務理事が財団の概要について説明。鈴木恒子看護部局長の講話に続き斎藤妙子CS課長が名刺授受や電話の応対、院内案内などを指導しました。また寺西寧院長が「医療人として」と題し心構えや東日本大震災時の様子、今後の病院の展望などを話しました。
3日は事務長講話のあと院内感染防止や危機管理、ISOなどの説明を受け、心肺蘇生について講義と実技の演習を実施。4日と5日は医療安全や個人情報保護、各診療技術部門などの業務内容などについての講義を受けました。

機能的定位脳手術認定施設

南東北福島病院が東北2番目

認定施設の認定証を手にする仲野副院長
福島市荒井の(財)脳神経疾患研究所附属南東北福島病院脳神経外科(渡邉一夫理事長)が3月末、日本定位・機能神経外科学会から2012年度「機能的定位脳手術技術認定施設」に認定されました。今月から来年3月末まで1年間認定施設にランクされます。
同学会では2009年から過去3年間に18例以上手術を実施した施設を技術認定する制度をスタート。今年度の認定は全国で29施設のみで、県内では南東北福島病院が初めて。東北では福島病院と岩手医科大学、宮城病院の3施設のみが認定を受けています。
定位脳手術は、頭部を特殊なフレームで固定し、脳の画像データに基づき細い電極を脳内の特定の部位に挿入して電気刺激を行ったり、凝固したりする手術法で、特殊な技術と設備が必要です。不随意運動を呈する疾患に対して有効とされています。南東北福島病院では、副院長で脳神経外科の仲野雅幸先生らが中心となり、この3年でパーキンソン病21例、本態性振戦やジストニア各1例の合計23例の手術を実施し、いずれも成功しています。

ハウステンボスが種子寄贈

復興の支えに花を
1年を通じ花であふれる長崎県佐世保市のハウステンボス「花の王国」(澤田秀雄社長)から3月23日、郡山市の社会福祉法人南東北福祉事業団など南東北グループの5福祉施設に「東日本大震災からの復興の支えに役立てて」とワイルドフラワーの花の種子一式450gが贈られました。
昨年8月、熊本市で開かれた日本臨床医療福祉学会(渡邉一夫理事長)の会合にハウステンボスの営業本部長兼九州支社長で園芸療法に取り組む大久保将さんが参加。渡邉学会理事長が報告する「施設で暮らす高齢者や障害者が震災でストレスを抱え元気をなくしている」との話に衝撃を受けたそうです。さっそく渡邉理事長に「ハウステンボスの花で被災者の方々を支援したい」と花の種子提供を申し入れ、賛同が得られたため同社の事業として贈り先や品種の選定を進め、ようやくこの日贈呈が実現しました。
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