広報誌 南東北

第243号

バナナ

カリウム、ビタミンB6が豊富

今では年中食べることの出来るバナナには、カリウムとビタミンB6が豊富に含まれています。カリウムには体中の塩分を体外に出す働きがあり、塩分摂りすぎによる血圧の上昇を抑える効果を発揮します。そのため高血圧、動脈硬化や脳卒中といった生活習慣病の予防に役立ちます。
一方、ビタミンB6は健康な皮膚を作ることや、成長の促進、赤血球や抗体の産生などの働きがあります。不足すると皮膚炎や脂性の肌を招くため美容には欠かせません。ビタミンB6はたんぱく質を多く摂るほど必要となるので肉好きの人は積極的な摂取が望まれます。
調理のポイント
バナナは生食以外にケーキに入れたり、クレープの材料にしたりとお菓子に使う場合が多いものです。牛乳とバナナをミキサーにかけたバナナシェークは、カルシウムも一緒に摂取でき、病気で食欲がなく熱っぽいときなどには最適な飲み物でしょう。皮をむいて冷凍すればシャーベットにもなります。
保存と選び方
バナナは冷蔵庫に入れると低温障害をおこして黒ずんでしまうので室温で保存しましょう。選ぶときは皮の色が濃く、やわらかなものを選びましょう。成熟が進むと皮に黒い斑点があらわれますが、これをシュガースポットといいます。全体にシュガースポットが出たころが最もおいしい時期で、免疫を高める効果が最も高まると言われています。
(参考:食べ物栄養辞典 栄養管理科 宗形綾子)

生活習慣病の予防に効果あり

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