広報誌 南東北

第247号

疲れている時・食欲不振時の食事

疲労回復に糖質・食欲増進にセロリを

疲れは誰でも多少は感じるが、病気が原因でない時には精神的疲労と肉体的疲労が重なって現れることが多い。体内でグリコーゲンが減りエネルギー不足が起きる。「疲れたな」と感じたら早めに休養を取り、疲れがとれやすい食事をすることが大事だ。
疲れをとる食事
  1. 糖質からエネルギーを補う=疲労を取るにはエネルギーの補給が必要。特に糖質を取るのが良い。糖質は体内でブドウ糖になり、脳や神経系のエネルギー源になる。また筋肉に溜まった疲労物質を除くには糖質が必要だ。
  2. 良質のたんぱく質食品を取る=たんぱく質の必要量は肉体労働などで筋肉を使った場合、精神的にストレスがかかった時に増大する。ストレスがかかるとそれを乗り切ろうとホルモンが分泌され、体のたんぱく質の分解が進む。疲れやすい人は良質のたんぱく質を多めに取ると良い。
  3. ビタミンB1・B2・C・ミネラルなどを十分に取る=これらの栄養素は疲れを取り、疲れにくい体を作るために不足しないようにしたい。
  4. 運動と休息のバランスをうまくとる=疲労感は運動が過度でも不足していても感じられる。肉体労働が多い場合はゴロゴロのんびり休息、精神労働が多い場合はスポーツなどで身体を動かすと良い。適度な運動と睡眠を十分に取る。
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特に病気が原因でなくても運動不足や不安感などからストレスが溜まった時、悩みがある時、胃腸の調子が悪い時などは食欲が低下する。そんなとき無理に食べると吐いてしまう場合もある。様子を見ながら少しずつ食べやすいものから口へ。野菜スープや玉子スープなど喉越しが良く、栄養のとれるものが良い。
食欲がない時
  1. 食欲不振になった原因を知る=ストレス、バランスの悪い食事、不規則な生活からくる食欲不振はそれを改める。
  2. 食欲増進効果のある野菜や果物をとる=食欲が低下している時はセロリが良い。セロリはご飯やパンなどの炭水化物の消化を促進し、食欲を増進する。キュウリやトマトも食欲を促進するのでお勧め。

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