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10月からナースキャップなし
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- 「白衣の天使」のシンボルとして親しまれてきた看護師のナースキャップが全国の病院から姿を消しつつありますが、総合南東北病院など南東北グループの8病院でも今年9月30日でナースキャップを廃止、10月1日から看護帽なしの制服姿になりました。
- ナースキャップは19世紀後半、教会の修道女が着用していた帽子が始まりといわれ、わが国では大正時代から看護師を示す目印であり、社会的にも女性が憧れる看護師の象徴となってきました。当院でも昭和56年12月1日の開院以来長い間、患者さんはじめ県民に親しまれてきました。
- しかし近年、点滴器具や医療機械、輸液ラインなどに接触したり引っかかったりする危険が増え、ナースキャップは業務に支障をきたすという声、さらに帽子を頻繁に洗濯できず院内感染の原因にもなりかねず衛生的に問題―といった論議が続出。女性を看護婦、男性を看護士と呼んでいたが平成14年3月に男女ともに看護師と名称が変更され、男性の看護師が増えたのに伴い、この10年で看護帽を廃止する病院が広がりました。
- 当院でも数年前から検討を重ねて来ましたが、衛生管理や安全管理、看護師の働きやすさなどを考慮して本院と南東北福島、総合南東北(岩沼)の3病院が今年9月末で看護帽を廃止することに決めました。南東北グループではすでに5病院がナースキャップを廃止しており、これでグループ全ての病院から看護帽が消えた事になります。
- 永年親しまれてきたナースキャップが姿を消すことは寂しい気もしますが、何よりも患者さんに安全でより良い医療を提供することが大切です。これまで以上に身だしなみを整え、業務に邁進する所存です。「すべては患者さんのために」ですので、ご理解とご協力をお願いします。
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