広報誌 南東北

第250号

暖房の使い方

空気の汚れ、乾燥にご注意

冬場には欠かせない暖房器具。その使い方にはちょっとしたコツがあります。より健康的で快適に冬を過ごすためにその方法をご紹介します。
最近では住宅の気密性が高まってきていますが、暖房器具は今でもエアコンやストーブが主流の様で部屋の空気の汚れや乾燥が気になるところです。このため居間など生活の中心となり、長時間暖房の必要がある場所では、温風を発生しないパネル式のヒーターや床暖房に人気が集まっています。書斎などデスクワークを主に行なう部屋では、部屋の温度を上げ過ぎてしまう傾向があります。
こうした部屋では電気式の足温器を利用して下半身を温かくするなど工夫するのもいいでしょう。キッチンなど身体を動かしていることの多い場所では室温を低めに設定します。その分小型のストーブなどを利用して足元を暖めるようにすると良いでしょう。
暖房の適温は18〜23℃とされています。室温を高くし過ぎると室外との温度変化が急激過ぎてしまい自律神経の働きを乱しかねません。
環境省は地球温暖化対策の一つとして平成17年度から「クールビズ」を開始するとともに秋・冬版として「ウォームビズ」を提唱、暖房設備のエネルギー使用量削減運動を進めています。その中で同省は、室内の暖房設定温度は20℃を推奨しています。Co2をはじめとする温室効果ガス排出量を減らすために過度な暖房使用を控えながらも快適なライフスタイルを、というわけです。今年度は「ウォームシェア」も呼びかけています。一人一人が暖房を使うのではなく家族が1つの部屋に集まり暖をとればエネルギーの節約にもつながります。
もし寒く感じるようなら洋服をもう1枚重ね着すれば体感温度が1〜2℃違ってきます。部屋を快適に暖めるには、温度だけでなく湿度にも注意したいものです。乾燥した部屋より湿度が50〜60%に保たれている部屋の方が暖かく感じられますし乾燥肌対策にもなります。

足温器利用なども一考

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