広報誌 南東北

第252号

ホウレン草

貧血予防・虚弱体質に有効

原産地は西アジア、コーカサス地方。江戸時代に中国から渡来したことから唐菜とも呼ばれています。冷涼な気候を好み、霜にあたると甘みが増し栄養価も高まります。
代表的な栄養素は鉄分とβ―カロテンです。鉄は貧血予防・虚弱体質の方に有効です。β―カロテンは抗酸化作用で活性酸素の働きを抑制、ガン予防のほか肌の老化を防ぐ美容効果が期待できます。またホウレン草には体内に蓄積されたナトリウム(塩分)を排泄し、高血圧を防ぐ効果のあるカリウムや便秘改善、糖尿病の予防に効果的な食物繊維も多く含まれています。ダイオキシンの体内吸収を抑える作用も報告され、毎日の食事メニューに加えたい食材です。
選ぶポイントは、葉や茎がピンとしていて葉肉が厚く色が濃いものが新鮮。また根の付け根部分がふっくらとしている物の方が甘味があり美味しいです。かために茹で冷凍保存も可能です。鮮やかな緑は料理に彩りを加えます。
ホウレン草はソテーやお浸しはもちろん、グラタンやキッシュ・ピザの具材はじめ茹でてミキサーにかけて濾すことでパンやクッキー・プリンなどにも幅広く使用できます。
野菜嫌いなお子様には、ぜひホウレン草デザート≠作ってみてはいかがですか。
(参考:J-Medical・旬の食材・健康レシピ 栄養管理科 濱尾理沙)

肌の老化防止も期待

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