広報誌 南東北

第254号

花粉症

バランスいい食生活を。効果ある青じそ・青魚

春先はくしゃみや鼻水、目のかゆみなどに悩まされる花粉症の方が増えます。スギ花粉が一番多いが、マツやブタクサ、ヨモギなどもあります。花粉の量や飛ぶ時期のほか食事や食べ物も関わりがあるようです。不規則な食事で栄養バランスが崩れ、免疫力が低下しアレルギーを起こしやすい体質になります。いろいろな食べ物をバランスよく食べる食生活が抵抗力を高め花粉症を予防します。特に体の抵抗力、免疫力をつけるビタミン、ミネラルは欠かせません。
花粉症に効果ある食べ物
▼青じそ=α―リノレン酸が多くアレルギーを抑える
▼さば・いわし・あじ=青魚に含まれるエイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸が免疫力を正常にする
▼甜茶(てんちゃ)=甜茶ポリフェノール成分がくしゃみ・鼻水を抑え、鼻アレルギーに効果がある。
※ただし、さばはアレルギー反応を起こしやすい。アレルギー体質の人や不調時にはじんま疹が出ることもあります。
花粉症の人は果物アレルギーの人が多いようです。花粉症を起こす花粉アレルゲンと果物が持つアレルゲンが共有する為です。
花粉と果物アレルギーの関連があるとされる食べ物
▼シラカバ=りんご・もも・さくらんぼ・なし・苺・梅・キウイ
▼スギ・ヒノキ=トマト
▼ブタクサ=メロン・すいか・きゅうり・バナナ
▼ヨモギ=りんご・キウイ
生だとアレルギーが起こるが、加熱するとアレルゲンが変化しアレルギーが起きない事もある。果物を食べてかゆくなったり、ヒリヒリしたり違和感がある時は、食べないように予防すると良いでしょう。
(栄養管理科 濱尾理沙)
トップページへ戻る