広報誌 南東北

第255号

認定看護師

日本看護協会の資格認定制度の資格の1つ。特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護が実践できる看護師のことを指します。医師に専門性があるのと同じように看護師にも特定の分野を極めている人たちがいます。高度化、専門分化が進む医療現場における看護ケアの広がりと看護の質の向上が目的です。

特定の看護分野とは、救急、皮膚・排泄ケア、集中ケア、緩和ケア、がん化学療法、がん疼痛、訪問、感染管理、糖尿病、不妊症、新生児集中ケア、透析、手術、乳がん、摂食・嚥下障害、小児救急、認知症、脳卒中リハビリテーション、がん放射線療法、慢性呼吸器疾患、慢性心不全の21看護分野です。認定看護師はこれら21分野において@個人、家族及び集団に対して水準の高い看護の実践A看護実践を通して看護職に対する指導B看護職に対するコンサルテーション(専門家による相談)を行うとされています。資格取得には日本の保健師か助産師、看護師のいずれかの免許を有し、免許取得後実務経験が通算5年以上、そのうち3年以上は認定看護分野の研修があること、加えて日本看護協会認定の認定看護師教育課程を修了していることが条件です。そのうえで日本看護協会の試験に合格しなければなりません。今年4月11日現在の認定看護師は1万803人。福島県には東北で2番目の106人がいます。

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