広報誌 南東北

第256号

青山施設長(三春リハケア)が知事表彰 日和田小校医43年功績讃え


渡邉理事長に受賞を報告する青山施設長(左)

福島県の平成25年度各種功労者知事表彰が5月3日に県庁で行われ、南東北グループ「三春南東北リハビリテーション・ケアセンター」の青山巧郎施設長(87)が保健衛生の向上に貢献したとして受賞しました。地方自治や産業振興、学術・文化、社会福祉・保健衛生の向上に寄与した人や団体を憲法記念日に表彰しているもので、今年は51人・4団体が表彰されました。
 青山さんは東京慈恵医科大卒。福島医大に入局後、昭和32年に郡山市日和田町の亡父の青山医院を継承・開業。同33年〜平成22年までの間に43年間にわたり日和田小校医を歴任、平成24年3月から施設長を務めています。

新しい会長に相澤さん(かしま病院) 県言語聴覚士会で総会と研修会

 福島県言語聴覚士会の平成25年度総会・研修会が5月26日@、郡山市の総合南東北病院中央棟4階大講堂で開かれ、役員改選で新しい会長に養生会かしま病院の相澤悟先生が選ばれました。
 総会には今年、国家試験に合格した27人の新人を含む約190人の会員が県内各地から出席。会長の佐藤睦子先生(総合南東北病院神経心理学研究部門科長)があいさつした後、前年度の事業・決算報告を承認、今年度の事業計画、予算案を決めました。
 総会終了後の研修会では、佐藤睦子先生が「高次脳機能障害について―基礎と臨床―」と題して、大脳損傷後に出現する言語、記憶、行為などの障害について実際の症例を交えながら講義しました。この中で佐藤先生は、「患者さんに適切な刺激を与えることにより最大限の反応を引き出すような脳細胞に響く治療が大切です。そのような治療を行うためにも言語聴覚士の力量を高めていかなければなりません」と質向上を強調しました。

主婦の友社「切らずに治すがん治療」発刊 渡邉理事長が監修


総合南東北病院の渡邉理事長が監修した本

 渡邉一夫総合南東北病院理事長が監修した「切らずに治すがん治療」と題した本が5月末、主婦の友社から発刊されました。  南東北グループは先進医療に力を入れ、PETやサイバーナイフ、ガンマナイフなどを先行して導入、平成20年には国内の民間病院で初のがん陽子線治療センターを開設して「切らずに治すがん治療」を実践しています。
 それに基づき渡邉理事長が監修して陽子線治療とは実際どんなものなのか、どこで受診できるのか、どんな疾患に有効なのか、費用は―など疑問に応える形でメリットやデメリット、身体の負担が少ない治療法などを同社が編集して1冊の本にまとめました。A5判、160頁。県内の本屋さんはじめ総合南東北病院の売店でも取り扱っています。

市民の関心集めた健康相談「看護の日」特別記念イベント開催


市民でにぎわった看護の日特別記念イベント

 「看護の心をみんなの心に」をメインテーマにした総合南東北病院の看護の日特別記念イベントが5月9日D午前10時から郡山市八山田の南東北医療クリニック1階フロアで開かれ、市民に健康の大切さと看護の重要さを呼びかけました。
 看護の日は、近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ1991年に旧厚生省が制定、毎年5月12日を含む週の1週間を看護週間として様々な行事が展開されています。当院では高齢社会を支えていくには看護の心、ケアの心、助け合いの心をみんなとで分かち合うことが大切との観点から地域住民の方々に看護やケアに対する理解を深めて貰おうと企画しました。
 フロアには、血圧測定や体脂肪測定などの健康チェックコーナーはじめ看護・介護・栄養などに関する相談コーナーなどが設けられました。当院では日頃から感染症予防の徹底を目指して病院内外で手洗いを呼び掛けており、今回もきちんと手洗いができているかどうかをチェックするコーナーも設置。看護師たちが訪れた市民に正しい手洗い方法を指導しました。また来場者には健康に関する資料を贈呈しましたが、健康チェックの仕方や相談も多く、健康への関心の高さを見せていました。

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