新しい医療用語
            健康増進法
 高齢化の進行や生活習慣病の深刻化、医療費増加などを背景に2003年5月1日から施行されたのが健康増進法です。国や地方自治体、企業だけでなく国民も自己管理を徹底し、協力して健康を増進しようという趣旨です。特に生活習慣病の一次予防に重点を置き、食生活や運動、休養、歯の健康保持、飲酒、喫煙など健康状態を把握する調査が毎年行われるほか、生活習慣病の正しい知識を広める活動も数多く開かれています。
 この法律が施行されてから身近で起きた変化として、喫煙に対する動きがあります。路上禁煙の条例化や施設内の分煙化・喫煙所の廃止など、受動喫煙防止対策が地方自治体や企業で進められ、個人に対しても喫煙習慣の改善を呼びかけています。でも、結局は自治体や企業の活動を頼るのではなく、これらの活動をうまく活用しながら、自分の健康は自分で守る心掛けが大切です。

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