PET検診 PET検診
早期発見で変わるがん医療の現在早期発見で変わるがん医療の現在
 
早期治療で医療費も軽減 早期治療で医療費も軽減 早期治療で医療費も軽減
松山光久・PETゼネラルマネージャーに聞く
 
 旅行代理店が主催する「がん健診ツアー」が始まるなど、ますます脚光を浴びる当財団の“PET”健診。定期的に受診される方も増えてきました。その全国に及ぶ受診者の皆さまとの大切なパイプ役がPET事業部のスタッフです。今回は松山・PETマネージャーが南東北医療クリニックの健診の中身をご紹介いたします。
早期治療で医療費も軽減
「がん死亡」を減らすためには、優れたPET検診を早くから、しかも定期的に受けることが必要と考えます。そして、受診することによって、ご本人はもちろんのこと、ご家族や関わりのあるすべての方が「最良の安心」を得られるものと確信しております。
 
早期治療で医療費も軽減
 南東北医療クリニックでは、PET機器を中核に最新医療機器を組み合わせた「PET健診」を実施しています。コースは4つに分かれていますが、健診開始以来、南東北グループ全体を合わせると2005年11月末の集計では8100人を超える方に健診を受けていただいたことになります。
 受診者も福島県内だけでなく、東京をはじめ全国に及んでいます。また、韓国など海外からの受診者もあり、国際的な受入れ体制の充実にも心がけているところです。
 精度の高い診断をすばやく可能にし、苦痛を伴わないのがPETの特長ですが、当院ではその他の検査機器でも全国有数の先端機器を備えています。もともとMRIの頭部撮影で、関連施設・総合南東北病院放射線科は国内一位の検査件数を誇っておりましたが、日本一早い新型のMRI(超電導核磁気共鳴装置)ヘバージョンアップを果たしたことで、撮影当日に診断結果を得られるようになり、さらに大きな成果を上げています。
 また、PETでがん細胞をCTで腫瘍の位置を同時に撮影できるPET-CTも導入し、高度医療施設として精度の高い検査実績を誇っております。
 先端医療機器の進歩には本当に驚かされます。一度受診された方は「これだけの検査がたった一日で!」と、思われたのではないでしょうか。検査終了後、医師によりすぐに行われる仮診断も大変好評です。
 料金は、一人でも多くの方に受診していただけるよう、国立がんセンターよりも安い18万円で最も充実した検査を行う「PETがんドック」を実施しています。がんの早期発見・早期治療を可能にするPETは、結果的に医療費を安く抑えることになる、というのが厚生労働省の見解でもあります。
 
早期治療で医療費も軽減
 「がん健診を受けてみよう」と思われた皆さんにとって、「もしもがんが見つかったら」という不安がやはり大きいと思います。けれども早期に発見できれば、「がん」は治る時代です。当院の目標は、「がんをみつけること」ではなく「がん死亡を減らすこと」。関連の総合南東北病院が隣接しており、万一がんが発見された場合でも、専門医によるガンマナイフ治療・放射線治療・化学療法・手術などの治療を受けられる体制を整えております。
 現在導入を予定している陽子線治療装置は究極の治療法ですが、現在稼働中のガンマナイフも、メスを入れずに脳の奥にある病巣を治療するもので、高齢の方にも体に負担の少ない治療を可能としております。
 いずれにせよ、早期発見が「がん」治療の最初のステップです。検査項目も多岐にわたっていますから、他の病気のチェックにも役立ちます。お忙しいビジネスマンの方にも一日で済む「PETがんドック」は定期的にお勧めしたいところです。
ガンマナイフ γ-knife

病巣部だけにガンマ線を照射する治療装置。
切らずに治療できるのが最大の特長。
体力のない方にも治療が可能であり、また
回復も早い。

 
ガンマナイフについて詳しくはこちら>>>
 
 
   PET本部事業部がある南東北医療クリニック全景。
   敷地内には天然温泉も湧出。専用個室でご入浴いただけます。
 
 
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