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健康には気をつかっているつもりです。けれども、これは自己管理だからなかなか難しい。お酒も飲みたいし、おいしいものも食べたいわけです。実際に心がけていることと言えば、規則正しく三食ちゃんと食べること。その食べ方に気をつけながら、できるだけ、スポーツはやるように、というのが目標でしょうか。
私はもともと柔道と剣道、野球をやっていました。スポーツは好きなんですが、愛犬のダルメシアンの散歩を毎日の日課に掲げていても、なかなか…。家内に怒られてばかりいる。
やはりスポーツもできるだけ時間をつくって、意識的に取り組まないとダメですね。
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父をガンで亡くして、実は心残りがあるんです |
平成15年に父が亡くなりました。肝臓ガンです。その7年くらい前に見つかったのですが、私が郡山から駆けつけると病院の医師にレントゲンを見せられて、「がんがあります」と説明を受けた。治療法はカテーテルを使ってアルコールでガンを潰していくか、抗ガン剤の投与。切っても転移しているから意味がないという。私は本人に告知したほうがいいと考えたましたが、周囲の反対で、しなかった。10年前の話ですから治療法も十分ではなかったし、医師の話では、5年で50パーセントの生存率。10年以内に確実に死ぬ。
告知しないから抗ガン剤も投与できませんでした。7年の間に何回も入院しました。私は長男でもあり、家は鉄工所をやっていたから跡を継ぐかどうかもそのとき真剣に考えました。もう今の仕事を始めていましたから、これをしっかりとやっていかないといけない、とあらためて思いましたね。
父のガンを通して、実は心残りがあります。本人告知はしないままで亡くなってしまったことです。痛み止めのモルヒネで、最後は意識も朦朧としていましたが、本人にはにこやかに「大丈夫。すぐに良くなるから」と言っていました。死ぬ直前にレントゲンを医師に見せてもらうと、最初2〜3センチだったガンが一個か二個だったのに、いつのまにかお腹が真っ黒の状態になっていた。
父の人生を思うと、自分がガンと分かっていて7年生きるとすれば、その間にやれることはいっぱいあったんじゃないか。何も趣味のない父だったけど、旅行にいきたければ行かせてやりたかった。やり残したことがあったんじゃないか、という思いがあります。 |
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PET健診には ガンを見つけてやるという 強い意識で臨んでいます |
父が死んで、あるとき札幌の電車に乗っていると、PETガン健診の広告が目にとまりました。さて、自分の健康はどうなんだろう、と受診を決めました。札幌の病院です。南東北医療クリニックでPET健診が始まってからは、こちらで毎年受診しています。次の健診は札幌を含めて4回目。
PETの印象は痛くも痒くもないから、何も違和感がない。気持ちも楽です。私としてはガンというターゲットを明確にして臨み、見つかってもいいという前提でやっていますから、結果を聞くのも気が楽です。たまたま見つかってはいませんが…。CTやMRI、血液検査も入っていて、見てもらえる内容の範囲も広いので、ほかの病気の発見や健康管理の上ではありがたい。ガンが早期発見できれば、治療法の選択肢も複数になります。10年前の父の頃とは隔世の感がありますね。医療は日進月歩だから、治療法も状況も変わっている。
会社の代表としては、健康に不安を抱えながら経営を行なうのはよくない。もしも何かあれば、先に手を打たなければなりません。自分だけの問題ではなくて、家族、社員、お客さんのことを考えると無責任ではいられないわけです。
今後は社長だから、というのではなく、会社の社員を含めて全員が健診を受けられるように価格が下がってくれることを望みたい。普通の定期検診の項目に入るような世の中になってくれるといいんですが。 |
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ウェルズホーム自信の住宅シリーズ「木楽」の展示場風景。
木材の風合いが気持ちの良い癒しの空間を演出している。
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