栄養管理のプロがススめる

おいしい食卓

 
 ガーデニングの季節がやってきました。お庭やベランダでハーブを育てている方も多いと思います。自分で摘んだフレッシュハーブでいただくお茶やお料理はとりわけ美味しく感じられます。
 今回は本紙一面「オーガニックなパンの魅力」でもご登場いただいた奈良岡しのぶさんにハーブを使った料理の作り方を伺いました。レシピは材料や味つけなど自分なりに工夫してみると、料理が一層楽しくなります。皆さん、是非挑戦してみて下さい。

 トマトの美味しい季節には、生のトマトをふんだんに使いますが、今回はイタリアントマトの缶詰めを使用し、簡単で美味しい「チキンのトマトソース煮バジル風味」をご紹介しましょう。
 時間のある時に、バジル、ローズマリー、タイム、オレガノなどのハーブを乾燥させ、ハーブミックスを作っておけば、簡単にハーブ料理が楽しめ、大変便利です。味わいを彩る調味料として、ぜひお試し下さい。
自然の恵み、ハーブを使った料理に挑戦!
奈良岡しのぶさんに学ぶハーブの利用法
チキンのトマトソース煮 バジル風味
材料 (4人分)
とり肉 500g
玉ネギ 2個
ニンニク 1片
しめじ 1パック
ナス 1本
イタリアントマトの缶詰め 1缶
トマトジュース 200cc
白ワイン 大3
ケチャップ 大2
顆粒スープの素 大1
ハーブミックス 適量
バジルペースト 適量
塩 小々
オリーブオイル 大3
作り方
とり肉をブツ切りにし、玉ネギはスライス、ニンニクはすり下ろしておく。
フライパンにオリーブオイル、ニンニクのすり下ろし、ブツ切りにしたとり肉を入れ、塩小々で味付けし、こんがり色付くまで炒める。お皿に取っておく。
スライスした玉ネギを炒め、トマトの缶詰め1缶、トマトジュース200ccを煮立て、顆粒スープの素、ハーブミックス、ケチャップ、白ワインを加え10分程煮込む。(お好みで、マッシュルームスライスを加えても良い)
炒めたとり肉を加え、味を見ながら塩小々を加え、5分程煮込む。
オリーブオイルで、ナスとしめじを炒め、塩小々で味付けする。
お皿にトマトソースで煮込んだとり肉を盛り付け、ナスとしめじを付け合わせる。最後にバジルペーストを適量トッピング、バジルの葉があれば、上に飾る。







バジルペーストの作り方
バジルの生葉 20g
ニンニク 半片
パルメザンチーズ 10g
松の実 10g
オリーブオイル 50cc
ハーブソルト(なければ天然塩) 小さじ1
上記の材料を全部フードプロセッサーに入れ、1分程攪拌する。
 
ハーブミックスはバジルなどのドライハーブを、指の腹でこするようにして粉末状にし、好みの割合でミックスすれば出来上がり。小ビンなどに詰めて保存しましょう。
ハーブソルトは、ドライハーブをすり鉢などでよくすって、からいりした塩100gに小さじ1の割合で混ぜ合わせて作ります。ハーブはローズマリー、セージ、タイムなどお好みで。
 
※このコーナーでは、ちょっと気になる「おいしい食卓」として、ロハスな伝統食、郷土料理など、魅力的な食事メニューもご紹介してまいります。もちろん、健康を気づかう栄養管理のプロのレシピも登場します。お楽しみに!
 
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