寒くなってきたこの時季、かぜがはやってきています。そこで、今回は、かぜを予防する食べ物を使った料理をご紹介いたします。
代表的な冬の家庭料理でもある『かぼちゃの甘煮』。12月下旬の冬至にかぼちゃを食べる風習や、西洋のハローウィンのお化けの飾り付けから、かぼちゃは冬の野菜だと思われがちですが、実は日本では夏の野菜。収穫期は6〜9月です。長く保存できることから、冬のビタミン源として重宝されてきたようです。家族の健康のためにも、ぜひ食卓に!
かぼちゃの黄色い色は、豊富に含まれているβ-カロチンからくる色です。色の濃いものほどβ-カロチンをたっぷり含んでいます。
このβ-カロチンは、腸内でビタミンAに変化して粘膜を強化する働きがあり、かぜや肺炎などの呼吸器の感染症を防いでくれます。
また、かぼちゃはこうした感染症予防だけでなく、がんの予防にも効果があります。β-カロチンが潜在しているがん細胞の成長を抑え、ビタミンEが、がんの原因となる過酸化脂質の増加を防いでくれるのです。
次に挙げる野菜類は、かぼちゃと同様の効果が期待できる食物です。上手に食卓に取り入れる工夫をしてみて下さい。
β-カロチンを多く含み、
粘膜を強化する食べ物 |
人参・ホウレン草・春菊・小松菜
ブロッコリー・トマトなど |
ビタミンCを多く含み、
白血球の働きを高めて
免疫力を強化する食べ物 |
レモン・苺・ピーマン・キウイフルーツ
小松菜・ホウレン草・グレープフルーツ
トマトなど |
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