ぶりと春菊の炒め煮

旬の食材で動脈硬化を予防!

1人当たり 320kcal 塩分3.2g

 出世魚の代表「ぶり」をおいしくひと工夫
   まだまだ寒い毎日が続きますね。皆様いががお過ごしでしょうか。
 冬に旬を迎えるぶりは、たんぱく質や脂質が豊富。特に、動脈硬化予防に効果のあるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれています。
 同じく、冬の鍋料理に大活躍の春菊は、皮膚や粘膜を健康に保つ働きのあるビタミンAを豊富に含む食材。ビタミンAは、脂質の高い食材と共に食べると吸収率が高まります。
 今回ご紹介した料理は、ぶり・春菊・まいたけとクセのある食材が互いに臭みを消し合い、また栄養素の吸収率もアップする組み合わせとなっています。
 
  「ぶり」についての豆知識
 寒ぶりと呼ばれるように冬(12月~2月頃)のぶりは格別。刺身や照り焼き、ぶり大根や、最近ではしゃぶしゃぶも人気です。
 ぶりはいわゆる出世魚。めでたい魚です。成長とともに変わる呼び名は「わかし、いなだ、わらさ、ぶり」。ただしこれは関東の場合で、地方によっていろいろな呼び方があるようで、関西では途中で「はまち」という名前も登場します。
 鮮魚店などでは成長過程の大きさに関わらず天然物を「ぶり」、養殖物を「はまち」と呼んで区別することもあるそうです。

材料(4人分)

ぶり(切り身) サラダ油 まいたけ 春菊 しょうが(しぼり汁)
4切れ 大さじ2 1パック 1袋 大さじ1
(A)塩:少々/酒:大さじ2
(B)酒・大さじ3/しょうゆ:大さじ3

作り方

  1. ぶりは(A)で下味をつけしばらく置く。水気を拭き取り、サラダ油大さじ1で両面をこんがりと焼く。焼きあがったら、皿に取る。
  2. まいたけは小房に分け、春菊は4cmの長さにザク切りにする。
  3. フライパンに、サラダ油大さじ1を熱し2を炒め、(B)を加える。煮立ったところに1のぶりを入れる。煮汁をかけながら、味をしみこませる。
  4. 最後にしょうがのしぼり汁をまわし入れる。

 

◎料理レシピほか 医療法人 将道会 総合南東北病院 栄養管理課
http://www.minamitohoku.jp/kouhou/kouhou.html