患者さんの人生をサポートする/医療ソーシャルワーカー
ソーシャルワーカーとしてリレーフォーライフに参加し、早朝まで深夜の時間をリレーした熊谷幸広さん。その翌週に開催された「ひいらぎの会」の講演会場でもお会いすることができました。「患者会の皆さんとも、積極的に交流していきたいと考えています」と語る熊谷さんに、病院のなかの相談窓口、医療ソーシャルワーカーの仕事についてうかがいました。
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熊谷幸広さん
総合南東北病院 医療相談課 主任
社会福祉士・介護支援専門員
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患者さんが安心して治療をすすめられるよう、さまざまなご相談にのるのが、私たち医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)の仕事です。
総合南東北病院では中央棟1階のエスカレーター前にある医療相談課を窓口に、患者さんや家族の皆さんからいろいろな悩み、心配ごと、困りごとなどをお寄せいただいています。
具体的には治療についての不安や治療費のこと、入院生活から退院後の社会復帰、介護サービスの利用など暮らしに関わる具体的なことも、患者さんの目線で一緒に考え、解決策を探すお手伝いをします。
医療チームと緊密に連絡を取り合い、入院患者さんが治療に専念できるよう、心配ごとなどがないか、病室にお邪魔してお話をうかがうようにもしています。医療に関わることがらについてはしかるべき部署に橋渡しをし、病院の医師が治療方針についてご説明する際には、私たちも同席して社会福祉や医療制度の利用の仕方などをご相談頂くこともあります。
特にがん医療に関しては「がん相談支援センター」を設置して、がんの病態や治療法などの情報提供にも努めています。
がん治療にあたっては高額の抗がん剤を使うこともありますから、実際にどの程度の治療費がかかるのか、おおまかな数字を知りたいという方もいらっしゃいます。医療費や生活費で悩んでいらっしゃる方には、高額療養費制度や傷病手当などについてもご案内しています。利用にあたっては個々のケースごとに複雑な規定もありますから、お気軽にご相談をお願いします。
また、陽子線治療センターの開設にともない、遠距離から治療に来られる方も多くなりました。治療後はご自宅に近い病院でスムーズに医療が継続できるよう、全国の医療機関と連携・連絡を取り合い、その後の治療や通院が円滑に進むような調整も行っています。
入院患者さんはもちろんですが、外来の患者さんのご相談にも応じています。医師や看護師にはなかなか言いずらいことも、秘密厳守ですから気兼ねなくご相談下さい。
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総合南東北病院 がん相談支援センター (医療相談課内)
TEL:024-934-5564 担当:今野・熊谷
がん相談支援センター内にはがんに関する新聞記事や図書が置いてあります。
「がんサロンほっと」は、患者・家族の方の交流サロン。ミニ学習会も開催しています。 (毎月第3金曜日・参加無料)
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