大根と豚肉の信田煮

抗酸化作用で免疫力アップ!

1人当たり 368kcal 塩分2.8g

 大根を使った変わり煮物
   信田というのは、「キツネ」と同じ意味で使用され、油揚げを使用した料理ということです。キツネの伝説で有名な信田の森から名前をかりて呼んでいます。
 油揚げは、植物油で揚げているものが多いため、ビタミンEが含まれており、抗酸化作用が期待できます。
 近所のお豆腐屋さんや地元メーカーのものなど、おいしい油揚げは各地にありますね。いなり寿司をつくるような一般的なものから巨大サイズのものまで、種類も豊富で作り手たちのこだわりや工夫が楽しくなル食材のひとつです。
 福島県三春町の三角油揚げは地元の名物。大変厚みがあるため、厚揚(生揚)のように思われがちですが、正真正銘の油揚げ。横から切り口を入れ、刻み葱やひきわり納豆などを挟み、オーブンなどで両面をよく焼いたものを醤油や甘味噌をつけて食します。有名な三春の滝桜の季節には茶店などで大人気です!

三春のほうろく焼き

 今回ご紹介する料理は、『大根と豚肉の信田煮』。大根を中に詰め込み煮た料理です。冬の時期の大根料理といえばおでんを思い出しますが、しょうがを効かせて一風変わった煮物はいかがでしょうか。
 春に向かって日がのびる時期、思いがけず寒い日がやってきます。そんな夜の食卓で、ぜひお試し下さい。
 

材料(4人分)

油揚げ 大根千切り 豚肉(薄切り) しょうが 三つ葉 ぎんなん缶詰
4枚 6カップ 200g 1かけ 小1わ 1缶
塩(大根用):小さじ1 / だし汁:2カップ / 醤油:大さじ3 / 砂糖:大さじ1

作り方

  1. 油揚げは半分に切って袋に開き、熱湯をかけて油抜きする。
  2. 三つ葉はゆでる。大根は千切りにし、塩を振る。しんなりしたら水洗いしてしぼる。
  3. 豚肉は細切りにし、しょうがは千切りにする。
  4. 大根としょうが、豚肉を混ぜ合わせ、油揚げの袋の中に等分して詰める。
  5. ゆでた三つ葉で4をゆわえ、残りの三つ葉は3~4cmのざく切りにする。
  6. だし汁2カップを煮立てて5を入れ、砂糖、醤油で味をつける。ぎんなんも加えてゆっくり煮詰め、煮汁が半分程度になったら皿に盛り付け三つ葉を散らす。

 

◎料理レシピほか 医療法人 将道会 総合南東北病院 栄養管理課
『広報誌 みな・みな・ねっと』掲載記事を参考にご紹介しています。
http://www.minamitohoku.jp/kouhou/kouhou.html