「一般財団法人 脳神経疾患研究所」が掲げる理念は、「PRO VONO AEQUNOROSA」。これはラテン語で、直訳すると「すべては 患者さんのために」。つまり、病院、医師、医療関係者の存在意義は患者さんのためでしかなく、患者第一主義の医療を実現したいという意味が込められている。
渡邉一夫理事長は、ある取材に答え、「いちばん最高と思われる診断と治療を行えるようにすることが、医療機関としての役目です」と強調する。
その精神は『南東北脳神経外科病院』開院以来、南東北グループに貫かれ、関連の福祉事業でも「すべては利用者さんのために」として実践されている。
現在、総合南東北病院は、外来で1日1500人、449床の入院ベッドは毎日ほぼ満床。救急車の受け入れは1年間で6000台に達し、救急外来患者数は2万人に及ぶ。