広報誌 南東北

 

持久力系スポーツとウェイトトレーニング

中高年こそ筋トレ 健康寿命延伸に有効

血行良くしかぜの予防 今月は持久力系スポーツ(水泳、長距離ランニング、サイクリングなど高い持久的能力を必要とされるスポーツ。サッカーやテニスなどでも必要の場合あり)と筋力トレーニングについてお話します。
 そもそも持久力系のスポーツ実施者は、ウェイトトレーニングを時間の無駄、無用の長物ととらえがちです。そのためトレーニングのほとんどの時間を持久的なトレーニングに費やします。エルフィットでも軽度の有酸素運動しか行わない方がたくさんいらっしゃいます。しかし怪我をしにくい強靭な体を作ったり、高いバランス能力を保持したり、コンディショニングの維持という側面からもウェイトトレーニングは必要です。さらに考えなくてはならないのが中高年からの体の特異性です。30代から40代以降、加齢に伴う筋肉の減少は年1~2%といわれ、放っておくと非常に筋量の少ない状態に陥ります。これを「サルコペニア」といいます。とくに過体重や肥満の閉経後女性は食事制限のみでダイエットを行うと危険性が高まります。サルコペニアの状態になると体を機能的に動かせなくなり、これが運動器症候群(ロコモティブシンドローム)につながって「寝たきり」や「要介護」の大きな原因となります。ウェイトトレーニングはこの現象の予防と改善に大変有効です。ジムに通う時間がなければ自体重を利用した腕立て伏せやスクワット、かかと上げなどのグラビティーエクササイズでもOKです。「健康寿命延伸」のためにもぜひウェイトトレーニングを!詳しくはエルフィットで…

(エルフィット チーフトレーナー 仲田貴之 郡山市八山田3―8―3 ☎024―991―1045)

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