広報誌 南東北

 

総合南東北福祉センター八山田(仮称)が着工


福祉センター八山田の完成予想図

鍬入れする渡邉理事長
 南東北福祉事業団の「総合南東北福祉センター八山田(仮称)」新築工事安全祈願祭は、10月4日(金)午後2時から郡山市富久山町八山田の建設予定地で関係者ら40人が出席して行われました。
 郡山市の第5次高齢者福祉計画の特別養護老人ホーム整備事業公募に応じたもので高齢者と知的障害者(児)を同時に介護、支援する総合福祉施設。日和田の同センター、中野区の江古田の森に次いで3番目。就労支援の訓練工房が設けられるのは初めてです。
 祈願祭では神事に続き渡邉一夫理事長、設計の蘇武裕同建築工房社長、工事請負の荒牧定雄荒牧建設社長が鍬入れ、入江浩一三井住友銀行北関東法人営業第2副部長、寺西寧総合南東北病院長らが玉串を捧げて工事の安全を祈りました。ついで直会が行われ、渡邉理事長が「高齢者と子供たちの交流を深められる施設にしたい」とあいさつ、品川萬里郡山市長と増子輝彦参議院議員が祝辞を述べ、滝田晃一八山田第2町内会長の音頭で乾杯し早期完成を祈りました。
 同センター八山田は総工費約15億円をかけ、約4000㎡の敷地に鉄筋コンクリート造り3階建て(延べ床面積6024㎡)の建物を荒牧建設が来年夏までに建設し、10月にオープンする予定です。
 1階に30人の高齢者が利用できる通所介護施設、20人の障がい者の就労拠点となる訓練のための工房、小学生から18歳までの障がい児を放課後や休日に受け入れるディーサービス施設、2・3階には70人収容の特別養護老人ホーム(長期定員60人、短期定員10人)が設けられます。

清華大玉泉医院(中国)関係者が来郡 当院の先端医療施設を見学


陽子線センターを見学する左院長(右)ら
 中国北京市にある清華大学玉泉医院(清華大学第二附属医院)の左煥琮院長ら一行が9月20日⑥と21日⑦の2日間にわたり郡山市の総合南東北病院を訪れ、関連施設などを視察しました。
 医療技術交流の目的で来院した一行は、初日に瀬戸晥一国際医療推進部長、菊池泰裕陽子線センター長の案内で建設中の「南東北BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)研究センター(仮称)」の工事現場や陽子線治療装置を見学。脳神経外科医で日本への留学経験も持つ左院長は、熱心な様子で施設を見て回り、ときおり流ちょうな日本語で治療実績や医療機器の性能などについて質問していました。
 また翌日は施設の見学後、渡邉一夫理事長、寺西寧院長ら当院関係者との昼食会が開かれ、和やかな雰囲気の中で交流を深めました。今後、医療連携や人的交流を進めていくことで両病院の意見が一致しました。

今冬は「手洗い、うがい徹底を」 感染予防週間で多彩な行事


手洗い実践の点検に挑戦する市民たち
 「アウトブレイク」をテーマにした総合南東北病院の第5回感染予防週間は10月7日②から12日⑦まで病院挙げて多彩な行事が繰り広げられ、職員や患者に感染予防の徹底を呼びかけました。病院独自の啓発事業で5年目。
 本院中央棟1階外科外来前では7日から12日までC型肝炎や予防接種ワクチン、世界の感染症などのパネル展と予防関連グッズなどを展示。9・11日には専用機械を使って手の洗い残しを点検する「手洗い実践と評価」が行われました。挑戦した市民たちは、大丈夫と思っても汚れの洗い残しの多さを指摘され驚いた様子。感染予防の基本の「手洗いとうがい」の大切さを実感していました。
 またNABEホールではアフリカから米国に持ち込まれた致死性の高いウィルスに立ち向かう人々を描いた映画「アウトブレイク」を上映(9・11日)。10日には同ホールで感染予防講演会が開かれ、化学及血清療法研究所の岡本圭司先生が「感染症とアウトブレイク」と題して講演しました。今年はインフルエンザが例年になく早く流行、鳥インフルエンザも今冬が危険という情報もあり万全な感染予防対策が望まれています。

9月の手術件数

 9月に行われた手術件数は549件でした。内訳は、眼科135件、外科93件、整形外科75件、脳神経外科59件、形成外科49件、耳鼻科38件、泌尿器科36件、心臓血管外科25件、呼吸器外科10件、周産期センター8件、婦人科5件、麻酔科4件、歯科口腔外科3件、放射線治療科(陽子線)3件、放射線科(本院)3件、消化器内科2件、循環器科1件となっています。

9月の救急車台数

 9月の救急車台数は459台。診療時間外に受診した患者さんは1408人でした。

トップページへ戻る