広報誌 南東北

 

三成会の初代グランプリを祝う 厚労省イクメン企業アワード大賞受賞祝賀会

 須賀川市の南東北春日リハビリテーション病院などを運営する三成会(渡邉理事長)のイクメン企業アワードグランプリ受賞祝賀会は、12月11日④午後7時から郡山市のホテルハマツで開かれ、南東北グループ関係者らが〝初代大賞〟を祝い合いました。郡山・須賀川商工会議所などの共催で約200人が出席しました。
 発起人代表の荒牧幸雄荒牧建設専務があいさつした後渡邉一夫理事長が「受賞は環境を整えてくれたみんなのおかげだ。さらに子育てしやすく働く意欲が出る職場づくりに取り組む」とあいさつ。河合智則福島労働局長は「全国平均がわずか1.89%なのに三成会は60%強の育児休暇取得率です。職場挙げて取り組んだ成果だ」と祝福しました。橋本克也須賀川市長、品川萬里郡山市長、増子輝彦参議院議員、佐藤憲保県議らも次々とお祝いの言葉を述べました。
 丹治一郎郡山商工会議所会頭の音頭で乾杯、三成会の職場紹介ビデオが披露されたあと南東北春日リハビリテーション病院の後藤恒夫院長が御礼を兼ねて受賞あいさつしました。祝宴では同病院職員たちが「よさこい踊り」を披露し大賞受賞を喜び合い、長谷部一雄須賀川商工会議所会頭が中締めして閉会しました。
 同アワードは厚労省が育児休業の取得向上策として今年設けた制度で全国から49社・団体が応募。4年前に支援制度を設け、これまで6割強が育児休業を取得。業務を合理化して休暇を取りやすい環境づくりを進めている三成会が東京の「花王」とともに大賞に選ばれました。


乾杯し大賞受賞を祝う関係者たち

挨拶する渡邉理事長

祝福する河合福島労働局長

南東北グループと歩んで“満10歳” 節目を祝い結成10周年記念記念祝賀会 ボランティアグループ 「紙ふうせん」

 総合南東北病院のボランティアグループ「紙ふうせん」(都築芳子代表)の結成10周年記念祝賀会は11月22日⑥午後6時から郡山ビューホテルアネックスで開かれ、関係者らが節目の〝満10歳〟を祝い合いました。
 「紙ふうせん」は平成16年4月、同病院の外来診療を専門とする南東北医療クリニックと南東北眼科クリニックの開院と同時に結成。院内の案内や車いすの介助、音楽や図書整理、園芸活動など病院と患者さんたちを繋ぐ〝架け橋〟となってきました。登録会員は当初の14~15人から270人を超え、活動範囲も本院や両クリニックはじめゴールドメディアなど南東北グループ施設に及んでいます。
 祝賀会には「紙ふうせん」の会員や病院関係者ら約60人が出席。サウンドロードの皆さんによるバンド演奏で開幕し渡邉一夫同病院理事長、品川萬里郡山市長、山口和之参議院議員が祝辞を述べました。渡邉理事長は「いつも笑顔で活動していただきありがとうございます。当院のボランティアは日本一です。今後もみなさんの元気なパワーで患者さんを元気づけてください」と活動に感謝するとともに更なる発展を祝福しました。
 橋本静昌南東北福祉事業団顧問の音頭で乾杯した後10年の歩みがスライドで紹介されたほか活動にちなんだ川柳の披露、会員たちによる「よさこい踊り」などお祝いの余興が繰り広げられました。
 最後に会員で「花は咲く」を合唱、都築代表が「たくさんの人との〝縁〟のおかげでここまでやって来れました。今後は20年を目指して全員で頑張っていきたいと思います」とあいさつ、新たな歴史をスタートさせました。


「花は咲く」を歌い新たな門出を祝う会員たち

満10歳を記念「縁」を大書する会員たち

県遠隔画像診断研が発足 数年後の実現目指し初会合


郡山市民プラザで開かれた初研究会
 県内病院の放射線診断専門医らが垣根を越えレントゲンなど画像診断を協力し合う医療環境を目指す「県遠隔画像診断研究会」が発足、11月15日に1回目の研究会が郡山市で開かれ、3~4年後の実現を目標に活動を始めました。
 代表幹事を務める総合南東北病院の今井茂樹医師は「放射線診断専門医の連携は、医師不足を補い医療の質向上につながる」と語っています。
 放射線診断専門医は人口2万人当たり1人必要といわれるが、人口2百万人弱の本県はわずか34人。コンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)などの診断機器を充実してもそれを生かす専門医が不足しているのが実情です。こうしたことからグループ病院間ですでに遠隔画像診断を実施している総合南東北病院や竹田綜合病院(会津若松市)などの医師たちが中心となり、診断医が連携できる仕組み作りを研究することになりました。
 県内の病院が連携して遠隔画像診断ができるようになれば専門医のいる病院で他病院の患者の診断も可能。原発事故の影響で深刻な本県の医師不足を補い、医療の質向上にもつながるというわけです。
 郡山市民プラザでの初研究会には県立福島医大附属病院、総合南東北病院、大原医療センター、竹田綜合病院など12病院の医師や放射線技師、医療機器業者ら80人が出席、事例発表や今後の取り組みに意見を交わしました。

11月の手術件数

11月の手術件数は602件。内訳は眼科189件、外科71件、脳神経外科69件、整形外科63件、形成外科63件、耳鼻科41件、泌尿器科27件、心臓血管外科27件、婦人科14件、呼吸器外科11件、周産期センター9件、放射線治療科(陽子線)6件、小児心臓外科4件、歯科口腔外科2件、放射線科(本院)2件、消化器内科2件、循環器科1件、麻酔科1件です。

11月の救急車台数

 11月の救急車台数は409台。診療時間外に受診した患者さんは1335人でした。

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