広報誌 南東北

 

加齢と筋肉

加齢とともに失われる筋肉 筋トレ継続でカッコいい70代も

 今月は加齢と筋肉の話です。
 筋肉は、私たちの身体を健全で機能的に動かすためにとても大切な存在ですが、何もしなければ加齢とともに減少していきます。筋量は通常体重の33%程度と考えられますが、30代以降は1年にその1%が減るといわれます。例えば体重60㎏の人だと筋量は約20㎏と考えられますので200g程度が減っていく計算です。10年では10%のマイナスですので約2㎏の筋肉が失われることになります。結構なスピードです。さらに加齢が進んで70代になると30代の時20㎏あった筋量は12㎏程度になりますので半分ほどの筋量で生きてゆくことになります。こうなると日常生活の中でも様々な影響により身体の機能性に制限が出てきます。ある動作がうまくできなかったり、いろんな部位に痛みが出たり、ひどい場合は歩くことや立ったり座ったりすらも不自由になります。動きが緩慢になってバランスの崩れに対応できなくなり、転倒しやすくなります。このような状況に陥らないためには、週2~3回程度、適正な筋肉のトレーニングを行う必要があります。きわめて一般的な筋力トレーニングを3ヵ月くらい行うと、筋肉は10%程度増加すると考えられています。つまり何もしなければどんどん減ってゆく筋肉の10年分のマイナスをたった3ヵ月で取り戻せることになります。さらに筋肥大の因子のひとつテストステロンというホルモンは、70才程度までは分泌量がある程度維持されるので、トレーニングを継続すればカッコイイ身体の70才も夢ではないという事です。手をこまねいている場合ではないですね。季節は春、エルフィットでトレーニング始めませんか?

(エルフィット チーフトレーナー 仲田貴之 郡山市八山田3―8―3 ☎024―991―1045)

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