広報誌 南東北

 

シソ(紫蘇)

「刺身のつま」は解毒作用あり 気分の落ち込みも改善

シソ シソは、薬味や添え物に使われることが多い香味野菜で大葉とも呼ばれます。ヒマラヤ・中国南部が原産で日本には平安時代に伝わったといわれています。
《栄養》
 シソの独特の香り成分は、ペリルアルデヒドやリモネン、ピネンなどの精油成分によるものです。中でも成分の大半を占めるペリルアルデヒドには強い抗菌作用・防腐効果があり「刺身のつま」として添えられているのは理にかなっていると言えます。また食中毒を予防するほか消化酵素の分泌を促し、食欲を増進させて胃の調子を整える作用もあります。
《効果的な食べ方》
 シソの香の成分ペリルアルデヒドは刻むことで、香りが引き立ち、効果もアップします。刺身などに添えるときも細かく刻んで食べると良く、漬物やサラダに加えても香りが楽しめます。シソは、薬味として使われることが多いため一度の摂取量は多くありません。効果を期待するなら果物や野菜と一緒にジュースにすると良いです。
《選び方》
①色が鮮やかで変色していないもの②香りの強いもの③葉先までピンとしている。
《保存方法》
 水でぬらしたキッチンペーパーなどに包んでから、タッパーなどの密閉容器やポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存するのが良いです。
 シソは、乾燥したりして鮮度が落ちると、香りが少なくなったりするので、買ってきたら早めに使い切りましょう。

(参考:旬の野菜の栄養辞典 J-Medical おいしいねっと栄養管理科:三坂 恵美)

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