広報誌 南東北

 

ゴルフの飛距離を伸ばすには?

キーワードはSSCと柔軟性 日々のストレッチがアップ要因


 今月はゴルフの話です。わが国には約950万人のゴルフ人口がいるといわれ、それぞれ上達しようと日々努力しているようです。私の自宅裏にも大きな庭を持つ家があり(うらやましい)ご主人は暇があると庭でクラブを握っては練習に励でいます。そんなゴルファーたちがぶつかる壁のひとつに、飛距離の問題があります。さてこの飛距離どうしたら伸びるでしょうか?キーワードは「SSC(ストレッチショートニングサイクル)」と「柔軟性」にあります。
 例えば高くジャンプしようとするとき座った位置からでは高く跳べません。それは跳ぶ前のしゃがみこみ動作ができないからです。この主動作の前の動きは筋肉の「予備伸長」と呼ばれ、予備伸長で引き伸ばされた筋肉は強力に元に戻ろうとして大きな力を発揮します。これが「SSC」です。ゴルフのスイングも同様で、テークバックからインパクトの瞬間においていかにこの力を効率的に利用できるかが大事なのです。
 この局面を効果的に発現させるための必要条件が「柔軟性」です。特にひねり局面での「体幹」と「肩」の柔軟性が重要で、これによって作り出される広い可動域が質の高い予備伸長をもたらします。結果としてそれがヘッドスピードの向上につながり、飛距離を伸ばすことができます。つまり日々のストレッチこそが飛距離アップに欠かせない要因といえます。言い忘れましたが、ゴルフは「上がってなんぼ」のスポーツですから飛距離にばかりこだわり過ぎないように…

(エルフィット チーフトレーナー 仲田貴之 郡山市八山田3―8―3 ☎024―991―1045)

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