広報誌 南東北

 

体幹トレーニング ― 基本の「キ」―

腹へこますドローイン 体幹安定のプランク


 今月は体幹(コア)トレーニングの話です。体幹とはおおまかに上部が横隔膜、下部が骨盤底筋群の間にある腹腔の部分を指しますが、骨格に囲まれているわけではなく、胸郭と骨盤を脊柱がブリッジのように支え、いくつかのインナーマッスルが円柱のように保持しています。
 この部位が弱体化すると、脊柱が不安定となり姿勢が悪化、内臓が下垂し下腹が出てスタイルも悪く見えます。体幹の安定は四肢を機能的に動かすための大切な要件で医療の現場ではリハビリにも用いられています。
 今回は腹を凹ます「ドローイン」、体幹を安定させる「プランク」を紹介します。ドローインは、ゆっくりと息を吐きながら腹を凹ませ息を吐ききった後、呼吸を普通に続けながらへそを背中にくっつけるような姿勢を維持します(写真1)。これを行うと意識してない時もインナーマッスル(特に腹横筋)の働きが持続し姿勢やスタイルが改善されます。プランクは、肘とつま先を床につき身体を一直線に保ちます。尻を少し上に出すと腹筋群が働きやすくなります。きついときは膝つきの姿勢から始めましょう(写真2・3)。ともに20秒3セット程度行います。体幹トレは様々な種類があります。当施設にも「コアコンディショニング」があります。是非参加ください。

(エルフィット チーフトレーナー 仲田貴之 郡山市八山田3―8―3 ☎024―991―1045)

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