広報誌 南東北

 

枝豆

夏バテ防止に効果あり 動脈硬化・高血圧の予防も

枝豆 枝豆は大豆の未熟豆のことを指し、枝つきのまま茹でて食用にしたことがこの名前の由来です。枝豆は、豆と野菜の両方の栄養的特徴を持った緑黄色野菜です。
〈栄養〉
 枝豆には、タンパク質、ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、食物繊維、鉄分、サポニンなどが豊富に含まれています。
 ビタミンB1は糖質をエネルギーに変え、体内で疲労物質に変わるのを防ぎ、新陳代謝を促し、疲労から来るスタミナ不足の解消や夏バテに効果があります。食物繊維は便秘の改善に、鉄分は悪性貧血の予防効果があります。
 大豆、枝豆特有の成分であるサポニンは、血液中のコレステロール値を下げて動脈硬化や高血圧の予防に効果があります。
 また枝豆には、大豆には含まれていないビタミンA、ビタミンCも含み、枝豆のタンパク質に含まれるメチオニンはビタミンB1、ビタミンCと共にアルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれます。
 夏の定番〝ビールに枝豆〟は機能的にも合理的な組み合わせと効果的に働き高血圧の原因となるナトリウムの排出を助け、利尿作用を促すカリウムを多く含んでいます。
〈新鮮な枝豆の選び方〉
 緑色が濃く鮮やかで、枝と枝の間隔が短くさやが密集していて、さやがピンと張り、粒の大きさがそろっているものを選びましょう。

(参考:J-Medical 栄養管理科 三坂 恵美)

トップページへ戻る