広報誌 南東北

 

マグロ

サラサラ血液で動脈硬化予防 DHA豊富で脳も活性化

マグロ 日本人が大好きなマグロ。現在は1年中出回っていますが旬は冬です。世界中に分布している魚で重要な食料源。養殖も行われていますが、ホンマグロ、ミナミマグロが主。生け簀の中で十分な餌を与えて育てられるため「トロ」部分が多いのが特徴です。
《栄養》
 マグロの赤身にはたんぱく質が豊富です。血合い部分にはコレステロールの代謝促進や肝臓の働きを助けるタウリンや貧血の予防に効果のある鉄が含まれています。マグロの栄養素のうち特に注目されるのが、EPAとDHAです。EPAは、血栓を溶かし血液をサラサラにして動脈硬化、心筋梗塞を予防するほか善玉コレステロールを増やし、中性脂肪を減らす働きがあります。DHAは脳細胞の機能低下を防ぎ、動脈硬化などの生活習慣病の予防改善に効果があるといわれています。
《種類》
 マグロはその種類によって生息場所が大きく異なります。通常、マグロと呼ばれるのはクロマグロ、ミナミマグロをはじめメバチ、キハダ、ビンナガの5種類です。
●クロマグロ=別名ホンマグロ。キメ細やかなきれいな肉質で、大トロは寿司種で最高級の部類に入る。
●ミナミマグロ=別名インドマグロ。味わいがクロマグロに似ていて、腹の肉が厚くトロ部分が多い。
●メバチ=名前の通り目が大きくまるまると太っているがトロ部分は少ない。味わいはさっぱりしている。
●キハダ=脂が少なめ。肌の変色がしにくいため刺身や缶詰など幅広く利用されている。
●ビンナガ=身の色が薄赤いが、脂も多く旨みもある。主に加工品として出回っている。

(参考:japantuna.net 食べ物栄養辞典 大阪黒門市場マグロ専門店 栄養管理科 三坂 恵美)

トップページへ戻る