広報誌 南東北

 

念願の新管理棟が完成 竣工式で更なる連携強化誓う


テープカットする渡邉理事長(中央)ら

完成した新管理棟
 総工費約10億円をかけ本院西に建設中だった総合南東北病院の管理棟が完成、2月3日③午前11時から新管理棟で竣工式が行われ、念願の施設完成を祝いました。
 同管理棟は、本院内に分散している事務部門はじめ医局や看護部管理部門を1ヵ所に集約、医師同士はもとより事務方の医療支援業務の連携を強化するのが狙いです。昨年3月初めから熊谷組の請負で旧第3駐車場跡に鉄骨造り(一部鉄筋コンクリート造り)地下1階・地上3階・塔屋1階建て(延べ面積約4700㎡)の建設を進めていました。
 式に先立ち1階で病院関係者ら約60人が出席して神事が行われ、渡邉一夫理事長はじめ寺西寧同病院長らが玉串を奉げ、無事完成と新棟の堅牢と繁栄を祈願。次いで同じ1階で渡邉理事長はじめ内山要足利銀行郡山支店長、岩木一也三井住友銀行北関東法人営業第二部長、昆哲弘北日本銀行郡山支店長、大和田稔八山田七丁目町内会長、樋口靖熊谷組社長、それに吉本高志(一財)脳神経疾患研究所最高顧問、同病院の寺西院長と窪睦子看護部長ら9人がテープカットしてオープンしました。
 このあと3階で記念式典が行われ、渡邉理事長が「医療優先で施設拡張のつど移動を余儀なくされてきた事務部門が一堂に会する管理棟ができた。世界を目指す医療部門との連携などグレードアップできたと思う。患者さんのためにさらに努力したい」とあいさつ。品川萬里郡山市長と山口和之参議院議員の祝辞に続き、内山足利銀行郡山支店長の音頭で乾杯し、完成と新たな出発を祝い合いました。
 管理棟への引っ越しは2月中に行われ、地下1階は駐車場と倉庫、1階に財団の法人本部や総務、財務、施設、秘書、広報課など事務部門、2・3階に医局が入居します。





須賀川診療所で百歳賀寿


小泉所長から記念品を贈られ祝福される三部さん(左)
 総合南東北病院附属須賀川診療所(小泉仁一所長)は、このほど100歳を迎えた外来患者さんの三部今朝行さん=須賀川市=に記念品を贈り、百寿を祝福しました。100歳の外来患者さんは初めて。
 三部さんは大正4年2月12日生まれ。手先が器用で能面彫りや神棚を製作していた元大工さんです。長寿の秘訣は早寝、早起き、好き嫌いはなくなんでも食べることとか。愛犬と散歩をしたり温泉巡りや花植えなど地域のイベントにも参加しているそうです。10年ほど前に脳梗塞を患いましたが、毎月1回薬を貰いに杖をつきながら独歩で通院しています。小泉所長に「祝百寿」の色紙と記念品を贈られ、励まされた三部さんも笑顔でうなずいていました。
 同診療所では、併設の通所リハビリテーションセンター須賀川を利用している鹿目マサノさんが昨年11月19日に100歳を迎え、小泉所長ら職員が利用者さんら30人と一緒に誕生会でマサノさんの百寿をお祝いしています。昨年秋から3か月間に100歳長寿者が2人相次いだことに関係者は大歓迎しています。





2重奏に“うっとり” 井上仁一郎&山崎拓郎ギターコンサート


息の合った演奏を披露する井上さん(右)と山崎さん
 福島市出身のギター奏者・井上仁一郎さんと千葉市出身の山崎拓郎さんのギターコンサートが1月29日⑤午後2時から総合南東北病院北棟1階のNABEホールで開かれ、市民ら約170人を〝癒しの音楽〟で楽しませました。
 井上さんは3年連続で山崎さんとのデュオは初めて。井上さんは福島高校時代にクラシックギターを始め、日大芸術学部音楽科卒後に秋山智樹、原善伸氏に師事。各種大会で優勝し現在国内外で活躍中の新進気鋭奏者。山崎さんは19歳の時クラシックギターに転向し高田元太郎氏に師事。成城大卒後に各種コンクールで優勝し2年間英国に留学。現在は都内を中心に演奏・教授活動をしています。
 演奏に先立ち井上さんの父(済生会福島病院長)の後輩に当たる寺西寧同病院長があいさつしたのに続き、2人がさっそく演奏開始。「アランフェス」「アルハンブラ宮殿の想い出」「地中海の舞踏」、編曲した「禁じられた遊び」など7曲を次々に披露しました。柔らかで力強く、会場いっぱいに響く息の合った名曲の演奏にみなうっとりとした様子。アンコールの「浜辺の歌」に盛んな拍手を送っていました。

1月の手術件数

 1月の手術件数は577件でした。内訳は眼科182件、外科83件、整形外科78件、形成外科65件、脳神経外科39件、泌尿器科38件、耳鼻科23件、心臓血管外科20件、放射線治療科(陽子線)12件、婦人科9件、呼吸器外科7件、歯科口腔外科6件、放射線科5件、消化器内科4件、周産期センター3件、麻酔科3件です。

1月の救急車台数

1月の救急車台数は549台でした。時間外の受診患者さんは1999人でした。

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