広報誌 南東北

 

27年度医学健康講座 ―年間の日程が決まる 新年度から第3金曜日に変更―

 総合南東北病院が市民を対象に20年前から実施している医学健康講座の平成27年度日程が決まりました。講座は、これまで原則として4月を除き毎月第3木曜日に開催してきましたが、新年度から第3金曜日に変更になります。時間は従来通り午後2時から、会場は北棟1階NABEホールです。新年度トップは第4金曜日の4月24日㈮、恒例により渡邉一夫理事長が「世界初のガン治療」と題し講演します。当院で今年から治験を開始するBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)について分かりやすく解説します。講座日程は次の通りです(講師の都合で変更する場合があります)。
【平成27年】
◇4月24日=「世界初のガン治療」渡邉一夫理事長(脳神経外科)
◇5月22日=鷺野谷利幸南東北医療クリニックPETセンター長(放射線科)
◇6月12日=「体にいい油・悪い油」樋口健弥総合医療センター長(総合診療科)
◇7月17日=伊藤康信副院長(脳神経外科)
◇8月21日=中澤誠小児・生涯心臓疾患研究所長(小児科)
◇9月18日=熊谷幸広医療相談課係長(社会福祉士)
◇10月16日=小野田貴嗣南東北眼科クリニック医員(眼科)
◇11月20日=寺西寧院長(外科)
◇12月18日=小野正博心臓・循環器センター副センター長(循環器内科)
【平成28年】
◇1月15日=今野昭義アレルギー・頭頸部センター所長(耳鼻咽喉科)
◇2月19日=菅野惠心臓・循環器センター長(心臓血管外科)
◇3月18日=久保仁神経内科長(神経内科)

情報伝達支援の大切さ学ぶ 県高次脳機能障がい支援研修会


就労・生活支援策を話し合ったシンポジウム
 26年度県高次脳機能障がい支援研修会は、2月15日(日)午後1時から郡山市の総合南東北病院で開かれ、医療や介護、福祉、行政関係者ら約130人が障害者やその家族らの支援策を学び合いました。
 県と県高次脳機能障がい支援室(総合南東北病院内)主催。高次脳機能障害は交通事故で頭を強打したり、脳卒中などの脳血管障害により記憶や言語など脳の働きに支障が出現。治療で意識が戻り歩行や食事ができ、外見上は回復したように見えるが、脳損傷の後遺症による障害が周囲から理解されない状態のこと。
 国立障害者リハビリテーションセンターの中島八十一高次脳機能障害情報・支援センター長が「高次脳機能障害支援普及事業の歩みと展望」と題して講演。県高次脳機能障がい支援室の熊谷幸広支援コーディネーターが支援室の取り組みを紹介しました。
 このあと「高次脳機能障害者への就労・生活支援」をテーマにシンポジウムが行われ、同病院の佐藤睦子神経心理学研究部門科長を座長にソーシャルワーカーや作業療法士らが実例を報告。就労支援を受けた当事者を加えて支援の在り方を話し合い、就労者と会社への情報伝達支援がいかに大切かを確認し合いました。

優秀な人材確保に積極策 今年初めて企業説明会


企業PRする当院職員たち
 来年3月卒業の大学3年生らの採用に向けた企業の会社説明会が3月1日、解禁されました。例年より3カ月遅れ。(一財)脳神経疾患研究所附属総合南東北病院は優秀な人材確保目指し同日、東京・ビッグサイトで開かれたリクルート合同企業説明会に今年初めて参加、積極的な採用活動を始動させました。
 学業を優先する狙いから、これまでの12月スタートの会社説明会が繰り下げられ、面接などの選考活動も解禁が4か月遅れの8月1日としました。採用内定は従来どおり10月1日からのため企業、学生とも短期決戦を強いられることになりました。
 初日の説明会には佐久間恒一同財団法人本部管理局長兼同病院事務長、甲賀明美総務課長はじめ人事担当者らが参加。半被姿で郡山市の本院を中心に東京・神奈川県、宮城県、青森県などで8病院、約80カ所の福祉施設・事業所を有し、先端医療などを積極的に展開する南東北グループをアピールしました。会場には学生たちが50人ほどが次々に訪れ、先端医療などの事業内容や労働条件などを熱心に聞き入っていました。
 同3日には郡山市のビッグパレットで開催の「リクナビLIVE郡山」に参加、PR活動を展開しました。県内を中心に約50人の学生が訪れ、説明に聞き入っていました。当院ではこのほか3月中、4回にわたり県内と横浜市で開催の企業説明会に参加しPR活動を繰り広げました。

2月の手術件数

 2月の手術件数は637件でした。内訳は眼科217件、外科81件、整形外科70件、脳神経外科67件、形成外科61件、泌尿器科37件、耳鼻科28件、心臓血管外科26件、婦人科11件、呼吸器外科9件、放射線治療科(陽子線)8件、歯科口腔外科7件、周産期センター6件、麻酔科4件、放射線科3件、消化器内科1件、放射線治療科(本院)1件です。

2月の救急車台数

 2月の救急車台数は399台。時間外の受診患者さんは995人でした。

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