広報誌 南東北

 

乾燥肌を和らげる方法

暖房する時は加湿も同時に スキンケアは風呂上がり直後がベスト

 秋が深まり冬へと季節が移り変わっていくこの時期は空気がだんだん乾燥していきます。毎年この時期に肌のかゆみに悩む方も多いと思います。
 肌は皮脂によって守られています。乾燥肌は、この皮脂の分泌が減り肌に含まれる水分量が低下して起こります。この状態の肌は、水分が失われるだけでなく外部からの刺激に対する防御力も弱くなり、 わずかな刺激でもかゆみとして感じます。肌を掻くと皮膚を傷つけ、肌の状態を湿疹へと悪化させがちです。かゆい時には冷たいタオルを当てて冷やすのが効果的です。
 肌に乾燥が起こる原因としては大きく①空気の乾燥によるもの②肌の保湿成分である油脂の減少―の2つに分けられます。冬場は空気が乾燥しますが、空気の乾燥は自然現象としてだけでなく人為的な要因によっても起こっています。 それは暖房による室内の乾燥です。暖房をするときは、同時に加湿を行うようにしましょう。特に寝ている間に起こる空気の乾燥には十分注意してください。
 肌の油脂の減少となる原因は多岐にわたります。間違った入浴や洗顔方法、加齢によるホルモン分泌の変化、過労・ストレスによる自律神経の変調、偏った食生活―などがあり、 これらの原因がいくつも重なっている場合もあります。
 肌を清潔に保つには、強い力で洗う必要はありません。使用している石鹸やシャンプーに化学薬品がどの程度使われているかにも気をつけましょう。風呂から上がって20~30分後、肌は入浴前より乾燥した状態になります。 風呂から上がった直後にスキンケアすることが大切です。
 加齢による影響は避けられませんが、保湿に重点を置いたスキンケアを行うことで乾燥肌を緩和することが出来ます。ストレス対策や生活習慣の改善は、乾燥肌だけでなく心身の健康全般に良い影響があるので、 積極的に取り組んでいきましょう。


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