広報誌 南東北

 

メディカルフィットネスさくらだより

運動の効果を引き出すために目標設定と動機づけ③

(1)に有言実行、(2)に〝プチ贅沢〟 行動を変えるのは自分次第
 目標が具体的で行動目標も立てて、いざ始めても長続きしにくい事もあります。幸先よいスタートを切れば全て順風満帆というわけではありません。今回は動機を常に高く保つポイントをお話します。
 1つは〝有言実行〟。周囲の人に目標を伝え、共有する事はとても効果的です。人は社会的な生き物。報酬を得たい、人より優れた自分でいたい、周りから認められたいというのは全て社会的動機付けといいます。 これらは本来人間に備わった根源的な欲求です。1人でこそこそやる事は、非常に遠回りな方法です。
 2つ目は、強化マネジメントという考え方。より適切な行動をした際に〝自分へのご褒美〟を与える事です。一時期〝プチ贅沢〟という言葉が流行りましたが、まさしく自分の行動を強化させるための手段です。 ただ同じことが長続きしない欠点もあります。
 毎回同じご褒美では慣れて、より贅沢なご褒美を求める欲求が働きます。特に運動始めや辛いと感じた際の短期的なものとした方が良いようです。
 3つ目は刺激コントロールです。受験勉強で「○○大学合格」などと自己目標や夢を目につく場所に貼り付ける事があると思います。つまり自分の行動を促進するような刺激を常に与えるための方法です。 例えばおしゃれなウェアを購入するとか、健康雑誌を常にバッグに入れておくとか、やる気を出したい時に聴きたい音楽を携帯するなど様々です。それらは、個人個人のライフスタイルや性格によって変わってきますので、 ご自分にあったものを是非考えてみてください。行動を変えるのは自分次第です!

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