広報誌 南東北

 

メディカルフィットネスさくらだより

運動をはじめるにあたっての注意点

運動の弊害も認識 ぜひメディカルチェックを
 「さあ今日から運動を始めるぞ!」という際に注意しなければならないのは“運動の弊害”を知っておく事。若い時は急に運動を始めたり、多少無理な運動でもこなす事が出来るが、 歳を重ねるにつれ様々な持病を抱えたり、体力が落ちて「健康の為に」と思ったことが逆に不健康を引き起こしかねません。
 運動の弊害には大きく2つあります。1つは血管へのダメージ。動脈硬化などで血管または血液の状態が不良な場合、急にあるいは過度な運動を行うと心臓や血管に大きな負荷がかかり心臓疾患などの発症リスクを高める恐れがあります。 もう1つは痛みのリスク。筋力の低下や不良姿勢の人は元々骨や関節に過度なストレスがかかっており、無理な運動でそれらを助長するリスクが高まります。 骨粗鬆症や関節症などがある人は注意が必要で、未然防止のためにも医学的に運動しても差し支えないかメディカルチェックをお勧めします。 チェックで1番重要なのはかかりつけの医師がいる場合はまず医師に運動の可否を確認する事です。許可が出た場合でも、運動をしてよいかどうかだけでなく、運動をする際に気を付けておく事なども併せて確認すると良いでしょう。
 薬を飲んでいる方は確認が必要。例えば糖尿病の場合、運動が血糖を下げる効果がありますので薬の併用により低血糖を引き起こす場合があります。 自分で運動の判断を確認するのには、土肥・アンダーソンの基準というものがあります。例えば血圧は収縮期200mmHg以上、拡張期で120mmHg以上では運動してはいけないなどと決められています。 判断に迷う時に1つの参考にしてみて下さい。

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