広報誌 南東北

 

100人が集い現況や取組みを発表


活発な意見交換が行われた東北在宅医療推進フォーラム
第6回 東北在宅医療推進フォーラムin郡山
 今後の在宅医療に意見交換
 「安心と信頼の在宅ケアをめざして」をテーマにした全国在宅療養支援診療所連絡会主催の第6回東北在宅医療推進フォーラムin郡山は、11月29日(日)午前10時から郡山市富久山町の総合南東北病院北棟NABEホールで開かれ、 医師や看護師、介護士ら医療関係者がこれからの在宅医療について意見を交わしました。
 本県開催は初めてで東北各地から約100人が出席。大原宏夫同フォーラム会長(同病院在宅センター所長)、渡邉一夫脳神経疾患研究所理事長のあいさつ、 原寿夫郡山医師会副会長の祝辞のあと喜多悦子笹川記念保健協力財団理事長の特別講演をはさみ2つのシンポジウムが行われました。
 「原発被災後の福島県における地域医療の現状」のシンポジウムでは、いわき市の開業医や南相馬市、浪江町などの医師、診療所長らが震災後の医療現状を報告しました。 この中で看護師や介護士など人材不足が深刻なこと、高齢化で仮設住宅の避難者たちの精神的な病気や生活習慣病の増加などが報告されました。
 午後から日本財団在宅看護センターの起業家人材養成と普及に尽力中の喜多理事長が「看護が支える地域の健康」と題して特別講演。この中で喜多理事長は 「トレーニングを受け医師と連携する看護師中心の日本型地域保健がモデルになる」と看護師の覚悟と医師の理解、住民の意識向上の必要性を訴えました。
 このあと「東北における地域包括システムと多職種連携への取り組み」をテーマにシンポジウム2が行われ、東北各県の医師や医療連携担当者らが在宅医療の現状、地域包括ケア部署の役割、医療と福祉系の多職種連携などについて報告。 連携には行政を巻き込んだ取り組みが必要で各医師会上げて働きかけをして欲しいう意見が多く出ました。

第24回全国ボランティアフェス福島



「紙ふうせん」が活動状況を報告
 第24回「全国ボランティアフェスティバルふくしま」は11月21日(土)22日(日)の両日、郡山市のビッグパレット福島で開かれ、総合南東北病院のボランティア「紙ふうせん」も分科会でおもちゃ図書館活動の成果を発表しました。
 同フェスティバルは“ありがとう”未来につなごうふくしまから―をテーマに同実行委員会・福島県社会福祉協議会などが主催。全国から2400人のボランティアが参加、 東日本大震災からの復興支援活動のあり方、今後の進め方などに意見を交わしました。
 紙ふうせんは、22日に日大工学部で開かれた「子どもたちにおもちゃのすばらしさと遊びのたのしさを」がテーマの「つながり・次世代ボランティア」分科会に参加し、 代表の都築芳子さんらメンバー6人が震災後の活動を中心におもちゃ図書館ボランティア活動の状況を報告しました。
 紙ふうせんは東日本大震災後の平成23年7月に外で遊べない子どもたちのために「おもちゃ図書館」をスタート。今年4月には八山田に常設の図書館を開設し毎月第3月曜日に開いて子供たちを喜ばせています。 県内で活動しているのは2か所だけで、都築さんらは音楽入りのスライドなどを使って会の実践活動状況を披露しました。


千年さとみさん、魅惑の歌声披露


千年さんの歌声で市民を楽しませたオータムコンサート
紙ふうせんのオータムコンサート
 総合南東北病院のボランティア・紙ふうせん主催のオータムコンサートは10月29日(金)午後2時から同病院北棟のNABEホールで開かれ、 ジャズ歌手・千年さとみさんが豊かな声量と歌唱力でジャズの素晴らしさを披露、市民や患者さんらを魅了しました。
 千年さんは東京生まれの郡山育ち。平成18年にジャズピアニスト・前田憲男氏に見出されプロデビュー。第1回さいたま新都心ジャズボーカルコンテストで最優秀歌唱賞を受賞しています。同ホールでの演奏は初めてです。
 千年さんは「アメイジンググレース」はじめ、お馴染みの「オーハッピーデー」「ラブ」「君の瞳に恋してる」「千年の杜」などジャズ10曲余りを次々に披露。 会場に響き渡る千年さんのパワフルで堂々としたジャズの歌声に市民たちはすっかり酔いしれていました。 会場には、この日紙ふうせんとの交流会に来郡した新百合ヶ丘総合病院ボランティア「ここねっと」の難波和子サブリーダーらメンバー13人も来場、一緒にコンサートを楽しんでいました。


1月の医学健康講座

 総合南東北病院の1月講座は28年1月15日(金)午後2時から同病院北棟1階NABEホールで開かれます。
 新年当初の今回は同病院の今野昭義アレルギー・頭頸部センター長(耳鼻咽喉科)が「スギ花粉症の新しい治療~舌下免疫療法について」と題して講演します。 舌の下にスギ花粉の液を滴下して治す新しい治療法を分かりやすく解説します。入場は無料。送迎バスは郡山駅午後1時発、病院同3時25分発。

11月の手術件数

 11月の手術件数は684件でした。内訳は眼科240件、外科102件、形成外科63件、整形外科53件、脳神経外科49件、外傷センター43件、耳鼻科34件、泌尿器科29件、心臓血管外科25件、 呼吸器外科11件、婦人科10件、放射線治療科(陽子線)9件、周産期センター7件、小児心臓外科2件、消化器内科2件、歯科口腔外科2件、麻酔科1件、循環器科1件、放射線科1件です。

11月の救急車台数

 11月の救急車台数は423台。時間外の受診患者さんは1253人でした。

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