広報誌 南東北

 

春菊

βカロテン、ビタミン豊富で免疫力アップ かぜや肌荒れ予防に有効な食材

 原産地は地中海沿岸で冬の代表的な緑黄色野菜。春に菊に似た花を咲かせるので関西では「菊菜」とも呼ばれます。
【栄養】
 春菊はβカロテン(100g当たり4500μg)を多く含みます。小松菜(同3100μg)やホウレン草(4200μg)に比べても多く、1/2束で1日の所要量を満たすほどです。 βカロテンは皮膚の粘膜を丈夫にし、荒れた肌を正常な状態に整える働きがあるといわれます。ビタミンB2・C・Eなどのビタミン類や食物繊維、カリウム、カルシウム、鉄などのミネラルもバランスよく含んでいます。 春菊の独特の香りは、α‐ピネンやベンズアルデヒドなどの精油成分によるもので胃腸の働きを整え、喉の炎症を防ぐ働きがあるとされます。
【料理】
 春菊は香りが強いためアクも強そうに思われがちですが、アクは意外と少なく、柔らかい葉先は生でも食べられます。サラダに加えてもよいです。
◇簡単に作れる春菊のナムル(2~3人分)
▼材料=春菊1束●ごま油小さじ2●醤油小さじ1.5●砂糖小さじ1●中華あじ小さじ1/4くらい、すりおろしにんにく少々、白ごまお好み
▼作り方①春菊は沸騰したお湯でさっと茹でる。冷水で冷ましたあと手で水分を絞り2cm位に切る②ボウルに●の調味料を入れて混ぜ、春菊を加えて全体をからめ合わせる ③お好みで白ごまをふりかけて出来上がり。鶏ささ身を加えてアレンジしてみるのもよいでしょう。


(参考:食べ物栄養辞典 クックパットレシピHP 栄養管理科)

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