広報誌 南東北

 

「結の学校」建設急ピッチ 4月1日、福島市にオープン


建設が急ピッチで進む在宅看護センター「結の学校」
東北で最初、県内初の在宅看護センター 看護小規模多機能型居宅介護施設
 昨年12月、福島市南沢又に着工した(一財)脳神経疾患研究所の「(仮称)在宅看護センター結の学校」は、4月1日のオープンを目指し建設が急ピッチで進められています。
 超高齢化社会の到来に伴い国は、病院で「治す医療」から地域包括ケアシステムを基に「治し支える医療」に目標を転換、積極的な在宅医療や訪問看護の推進の方針を打ち出しました。 この方針に沿って日本財団は、看護師を中心とした地域包括的な在宅医療を担う在宅看護センター起業家育成事業をスタートさせました。 これを受けて南東北グループの同研究所が経営母体となって「結の学校」建設に着手しました。すでに同学校開設準備室長の沼崎美津子さんが起業家育成事業の1期生として研修を受講、 東北で最初の在宅看護センターを開設することになりました。
 県内ではもちろん初めての看護小規模多機能型居宅介護施設です。昨年12月1日に安全祈願祭を行い着工、須賀川市の荒牧建設の請負で建設が進められています。 同センターは約1000㎡の敷地に総工費約1億円をかけて木造平屋建ての施設(延べ床面積363㎡)を3月末までに完成することになっています。
 センターでは宿泊9人、通所18人の収容力があり、看護師や介護士ら20人のスタッフが地域包括センターなどと連携し「泊まり、通い、訪問看護・介護」の4つのサービスを一元的に行います。
 また同市荒井にある南東北福島病院と連携して医師の指示の下で訪問看護・介護に当たるほか地域住民の健康管理なども目標にしています。 これに伴って同市八木田の「南東北福島訪問看護ステーション結―ゆいー」も結の学校に移転する予定です。

メディカルフィットネス「さくら」が「健康増進施設」に 県内で5番目、厚労省が認定


認定された施設マーク
 南東北グループの(医)三成会・南東北春日リハビリテーション病院が運営する「メディカルフィットネスさくら」が昨年暮、厚労省から「健康増進施設」=図=の認定を受けました。
 この健康増進施設は、厚労省が国民の健康づくり推進を目指し、一定の基準を満たしたスポーツクラブやフィットネスクラブを認定、その普及を図る制度で昭和63年にスタート。 これまで当施設を含む県内5か所など全国で335か所が認定されています。 認定基準は①有酸素・筋力強化運動などの補強運動を安全に行える設備の配置②体力測定や運動プログラムの提供と応急処置の設備 ③生活指導を行う設備④健康運動指導士及びその他運動指導者の配置⑤医療機関と適切な提携関係⑥継続的利用者への指導を適切に行えること―などを備えていることが主な条件です
 「メディカルフィットネスさくら」には、健康運動指導士はじめリハビリテーション専門職の理学療法士が常駐しています。運動に不安のある方や自信のない方はぜひ当施設を見学してご相談ください。


フルートとギターの音色で市民を魅了


市民を魅了した牧野さん(左)と井上さんの演奏
牧野詩織・井上仁一郎デュオコンサート
 花巻市出身のフルート奏者・牧野詩織さんと福島市出身のギター奏者・井上仁一郎さんの「デュオコンサート」は、1月26日(火)午後3時から総合南東北病院北棟1階NABEホールで開かれ、 市民ら150人を“柔らかく豊かな音色”で楽しませました。
 福島高校の時にギターを始め日大芸術学部卒の井上さんは4年連続の出演。洗足学園音楽大卒で故郷・岩手県に戻り後進の指導の傍ら国内外で活躍している牧野さんと郡山市でのデュオは初めてです。
 演奏に先立ち井上さんの父・井上仁・済生会福島病院長の後輩に当たる寺西寧総合南東北病院長が主催者を代表してあいさつしたあと、さっそく演奏開始。 2人は「タンゴの歴史」「星に願いを」「アメージング・グレイス」「禁じられた遊び」など10曲を次々に披露しました。 市民たちはギターの“甘い調べ”と鳥の鳴き声を想起させるフルートの音色にすっかり魅了された様子。軽快なテンポの「リベルタンゴ」と森山良子のヒット曲「さとうきび畑」のアンコール曲にも惜しみない拍手を送っていました。


3月の医学健康講座

 総合南東北病院の3月医学健康講座は3月22日(火)午後2時から同病院北棟1階NABEホールで開かれます。
 今回は同病院神経内科の久保仁科長が「脳卒中後の手足のつっぱりに対する治療~ボツリヌス毒素を用いた治療」と題して講演します。 久保科長は脳卒中後に硬く緊張した手足の筋肉をほぐす治療を分かりやすく解説します。入場は無料。送迎バスは郡山駅午後1時発、同病院同午後3時25分発をご利用ください

1月の手術件数

 1月の手術件数は655件でした。内訳は眼科214件、外科88件、整形外科56件、形成外科54件、外傷センター48件、脳神経外科42件、泌尿器科42件、耳鼻科33件、心臓血管外科24件、呼吸器外科12件、 婦人科12件、放射線治療科(陽子線)12件、周産期センター6件、歯科口腔外科6件、麻酔科2件、消化器内科2件、放射線科2件です。

1月の救急車台数

 1月の救急車台数は448台。時間外の受診患者さんは1356人でした。

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