広報誌 南東北

 

4月は渡邉理事長が「認知症」28年度医学健康講座の日程

 総合南東北病院が21年前から市民を対象に毎月開催している医学健康講座の平成28年度前期の日程が決まりました。今年も最新の治療法や医療・医学情報を分かりやすくご紹介します。
 講座は、昨年度から原則として毎月第3金曜日に開催しています。時間は従来通り午後2時から、場所は当院北棟1階NABEホールです。
 新年度1回目の4月は恒例により渡邉一夫理事長(脳神経外科)が「認知症について」と題して講演します。高齢化とともに認知症患者が急増し、現在は460万人に上るといわれ、2025年には730万人に達すると推測されます。 特に根本治療がないアルツハイマー病の比率が増えており対応が急務となっています。検査装置や治療薬の開発も進んでおり、渡邉理事長はそれらの最新の情報を解説します。
 28年度前半の講座前期日程は次の通り。講師の都合により変更する場合があります。郡山駅からの送迎バスは郡山駅午後1時発、病院同3時25分発をご利用ください。
◆4月15日(金)=渡邉一夫理事長「認知症について」
◆5月20日(金)=渡部光弘・南東北医療クリニック歯科科長(歯科・口腔外科)「歯周病について」
◆6月10日(金)=西野徳之・総合南東北病院消化器センター長(消化器内科)「本当は怖い便秘の話」
◆7月16日(土)=大歳憲一・スポーツ医学センター長「成長期のスポーツ障害~その特徴と予防」
◆8月25日(木)=松下隆・外傷センター長「骨折の予防」
◆9月16日(金)=樋口健弥・総合医療センター所長(総合診療科)「腸内細菌叢と免疫・病気との関係」

国際原子力機関幹部が来院 治験中のBNCT研究センター視察


施設を見て回るオッソー課長(中央)ら関係者
 国際原子力機関(IAEA)の幹部が3月7日(月)、郡山市の南東北BNCT研究センターを初視察、日本のBNCT研究者らと意見を交しました。 
 同研究センターで「BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)」の第Ⅱ相治験が始まったのを機にIAEAに説明、相互理解を深めるため開かれました。 ウイーンの本部からアルバート・オッソー応用局科学部放射性同位体生産放射線技術課長、出雲晃原子力エネルギー局核燃料サイクル・廃棄物技術部広報専門官が訪れました。
 センター2階会議室でワークショップが開かれ、渡邉一夫脳神経疾患研究所理事長が歓迎の挨拶をし、BNCT治験や難治性がんへの挑戦の意気込みを披露。オッソー課長も「世界に貢献することを期待する」と語りました。
 オッソー課長が放射線治療におけるIAEAの役割を説明した後、宮武伸一大阪医科大附属病院がんセンター教授、中村浩之日本中性子捕捉療法学会長、土田一輝名古屋大工学研究科教授、 鬼柳善明日本中性子科学会長らが日本の加速器BNCT施設や脳腫瘍のBNCT治療実績、ホウ素薬剤の開発、新しいボロン薬剤、新中性子発生システムなどを紹介、意見を交換しました。 この後一行は研究センターを視察、最先端のBNCT装置を確認し合いました。


窪看護部長が当院代表で受賞 27年度郡山市男女共同参画推進事業所表彰


品川市長から表彰される窪看護部長(右)
 総合南東北病院(寺西寧院長)が郡山市の27年度男女共同参画推進事業所に選ばれ、3月12日午後1時から市文化センター中ホールで開かれた第14回同市男女共同参画フェスティバル開会式の席上で表彰されました。
 同市は平成15年に男女共同参画推進条例を施行、女性の積極登用や男女ともに働きやすい体制・環境づくりに取り組んでいる事業所を表彰しています。 今年度は当病院はじめ同市富久山町のエヌジェイアイ(橋本弘幸社長)など5団体が選ばれました。
 郡山市民の歌斉唱のあと表彰式が行われ、品川萬里同市長が当病院の窪睦子看護部長に表彰状を贈り、取り組みを讃えました。当病院は職員約1000人のうち約7割が看護師などの女性。 女性の採用や管理職登用に積極的なほか職員研修、妊産婦の休暇、育児・介護休業制度などを整備。中でもセクハラ・パワハラ防止策にガイドラインを設け、対策チームも設置、 「16ゼロ作戦」にも盛り込んで働きやすい職場作りへの積極性などが評価されました。


患者さんからの礼状

-親切さに感謝 ホッとする病院-
 土曜日に指脱臼で受診しました。3週間後に再度診察を受けましたが、いずれの日も受付の職員、看護師の方の親切さにはありがたく思いました。 医師も病状について説明が分かりやすく、安心して帰宅することができました。感謝しております。 あちこちでボランティアの皆さんも声をかけて下さってホッとする病院だと感心致しました。(郡山市・OA、女性、68)


-嫌な顔せず対応 ありがとう-
 急な腹痛で救急外来を受診しました。激痛のため問診はおろか、先生やスタッフの皆さんの声かけにも応えられませんでした。あまりの痛さに冷や汗も出て身体中汗びっしょり。 仕事とはいえ、いやな顔1つせずニコニコと対応していただき本当に助かりました。駆けつけてくださった外科の先生、嘔吐物を片付けてくれた看護師の方々、本当にありがとうございました。 おかげさまで帰りは痛みも治まり少し笑顔も出てきました。皆さんのおかげです。ありがとうございました。(郡山市・KH、男性、61)


-すばらしい検査医 安心して受診-
 今年のドックは、安心して受けることができました。以前に十二指腸潰瘍で手術をしておりますので、胃カメラの検査は重要なファクターの1つです。 今年の胃カメラ検査のドクターは本当にすばらしかった。検査の最後にモニターカメラでしっかり説明して下さった。暫定的と言いながらも「食道と喉の部分も撮影しておいた」とのこと。 事務方もテキパキしてすばらしかった。来年もよろしくお願いします。(IH、男性、62)


2月の手術件数

 2月の手術件数は649件でした。内訳は眼科183件、外科111件、形成外科60件、整形外科59件、外傷センター46件、泌尿器科45件、脳神経外科38件、耳鼻科31件、心臓血管外科24件、呼吸器外科14件、 婦人科8件、歯科口腔外科7件、消化器内科5件、放射線治療科(陽子線)5件、周産期センター4件、麻酔科4件、放射線科3件、循環器科2件でした。

2月の救急車台数

 2月の救急車台数は434台でした。時間外の受診患者さんは1289人でした。

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