広報誌 南東北

 

メディカルフィットネスさくらだより

姿勢改善③スウェーバック姿勢

腹と尻を強化するエクササイズで改善
 今回は骨盤・腹付近が足よりも前に出て上半身が後方にあるスウェーバック姿勢。幅広い世代でなりやすく、長年この姿勢を続けると尻のたるみやぽっこりお腹の原因になりやすい。 腹筋と尻の筋肉をあまり使わず、骨や靭帯等を使って立ち、太ももの後ろやふくらはぎの筋肉が過剰に使われるため硬くなりやすい。腹や尻が引き締まらない方、太ももやふくらはぎが攣る方はこの姿勢が原因のことも。 歩くことや前屈して物を拾う、長時間立つなどが苦手で腰痛を起こしやすい方も多い。壁に立ち壁と腰の間が手の平1枚以上ある場合は要注意。腹と尻を強化するエクササイズをぜひ行ってください。


【プランク】
①肘を立てた状態で肩幅ほどに開く②膝と腹を床から離し、身体を支える③10~30秒間キープする。
▼ポイント①尻と肩の高さを同じにする②腹を背中のほうに引き締めておく③呼吸は止めず、自然に行う。
▼効果=腹筋群、股関節前面筋群、肩甲骨周囲筋の強化


【アーティキュレーティングショルダーブリッジ】
①尻から踵までの距離は自分の足1つ分開ける②踵と踵、膝と膝の間は握り拳1個分にする③息を吐きながら尻を上げる④10秒間キープする。
▼ポイント①尻を上げる際は両足で床を押しながら上げる②尻の高さは、膝・尻・肩が一直線になる高さまで上げる
▼効果=尻、背中の筋肉強化股関節前面の筋肉ストレッチ
▼正常姿勢=壁に踵、尻、頭が着いていれば特に問題ない。
▼スウェーバック=壁に背中を着けた時、尻が壁から離れてしまう場合は可能性あり。

(メディカルフィットネスさくら 理学療法士 坂本英樹)

トップページへ戻る