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キウイは中国南部原産で中国名が「羊桃」。1900年頃ニュージーランド人が自国に持ち帰り、改良を重ね多くの品種が栽培されるようになりました。
名前はニュージーランドの国鳥「キウイ」に形が似ていることから名付けられたといわれています。
【栄養】
キウイには様々なビタミンやミネラルが含まれています。
特にビタミンCはレモンに匹敵するほど含まれ、100g中(1個)69mg。成人の1日の所要量100mgと比較しても豊富なことが分かります。
ビタミンCは免疫力を高めてウイルスに対する抵抗力をつける他に抗酸化作用により細胞の老化予防も期待できます。
また、ビタミンCと同様の抗酸化作用を持つビタミンEや体内のナトリウムを体外に排出させる働きを持つカリウムも含まれています。
食物繊維のペクチンも豊富で、動脈硬化や高血圧症、便秘にも効果が期待できます。
さらにキウイには「アクチニジン」というタンパク質分解酵素が含まれます。アクチニジンには、タンパク質の消化を促進させる働きがあり、肉や魚と一緒に食べると胃もたれなどを起こしにくくする効果があります。
【食ごろ】
キウイは樹の上では熟しにくい果物です。一般的には、収穫の後にエチレンガスによって追熟させて食べ頃になります。家庭で熟成させるには、乾燥を防ぐためポリ袋に入れて室温に置いておくだけで大丈夫です。
追熟を急ぐ場合は、エチレンガスを出すリンゴやバナナを一緒にポリ袋に入れておくと早くやわらかくなります。キウイの表面を軽く指で押してへこむ位が最適の食べごろと言われます。
(参考:クスリの食べ物果物ナビ 栄養管理科 佐藤茉文)